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令和6年度は、令和3年度に策定した「第2期うわじまブランド魅力化計画」に基づくシティセールス施策の最終年度にあたるため、令和7年度以降に本市が取り組むべきシティセールスの基本方針となる「第3期うわじまブランド魅力化計画」もあわせて策定しました。
「第3期うわじまブランド魅力化計画」は、これまでの計画の骨格部分を継承しつつ、Afterコロナなど社会情勢の変化や国の動向などを踏まえた上で、令和7年度以降の本市が進めていくべきシティセールスの在り方について記載されています。令和6年度の主な取組の概要は次のとおりです。
なお、令和4年度から令和6年度のシティセールスに関する主要事業の実績は、第3期うわじまブランド魅力化計画にも一部掲載されていますのでご覧ください。
第3期うわじまブランド魅力化計画(記事ID:0603252)
シビックプライド向上事業とは、このまちが好き、そして、このまちのために何かしたいといった、シビックプライドの向上につながる機会の提供を通じて、このまちに暮らしてよかった、住み続けたいと思う市民を増やす市の施策のことです。
宇和島市のシンボルである宇和島城。その魅力をもっと多くの人に知ってもらうため、城郭写真家を招いた写真講座や「宇和島城」をテーマにしたフォトイベントなどを開催し、応募作品36点を宇和島城の城内などに展示しました。
令和5年度から新たに、学校や市民団体・企業等を対象としたうわじまブランドに関する出前講座(シティブランディング出前講座)を実施しています。令和6年度は合計9回の出前講座を実施し、284名の方にご参加いただきました。
伊達博物館では、学芸員が講師となり、おもに市内の小・中・高校生を対象とした出前・出迎授業を実施し、本市の歴史や文化の魅力に触れる機会を提供しています。令和7年度は出前授業を9回、出迎授業を23回実施しています。
中央公民館で実施している宇和島市青少年市民協働センター事業(ホリバタ)において、中高生から若者世代を対象としたキャリア教育活動を実施し、青少年の人材育成を通じたシビックプライドの向上を図りました。
若者世代が「将来また宇和島市に帰りたい」という気持ちを引き出すことを目的に、地元への関心や愛着を持てる事業を実施しています。
宇和島の魅力を発信したいと思う市民を公募し、12名の市民に「うわじま市民ライター」を委嘱。合計33本の市民ライターによる投稿記事を市公式noteで紹介し、ALL宇和島による魅力発信とシビックプライドにつなげました。
関係人口の創出・強化事業とは、市外の情報発信力のある人材等の活用・誘致や、本市の応援団となる外部コミュニティの構築、さらには本市と関係の深い企業や団体等とのネットワークを活用した事業の展開を通じて、本市と外部市民とのつながりを強化し、本市の認知度と「うわじまブランド」のイメージ向上を図る施策のことです。
本市では、令和2年度から本市に関心や愛着を持ち、国内外に本市の魅力を幅広く発信することができる方に「うわじまアンバサダー」を委嘱しています。令和6年度は新たにSTU48所属のアイドル兵頭葵さんをアンバサダーの委嘱を行いました。
地域産業の担い手となる移住者の獲得だけにとどまらず、共創型の関係人口創出も目的とした移住・定住促進を図る事業を実施しています。
本市にゆかりのある方を会員とした宇和島クラブにおいて、関東・近畿・中部のブロック別交流会を開催しました。
令和6年度の交流会では、クイズ形式による宇和島の近況報告などのほか、参加者の皆さんと交流を深めることで、本市の外部応援団との関係強化を図りました。
令和6年度宇和島クラブブロック別交流会(記事ID:0113282)
高校を卒業し進学・就職等で市外へ出ていく若者に対し、SNSを活用して市内の最新情報・就職情報・コラム・動画などを定期的に配信し、宇和島市とのつながりを継続させ、ふるさと回帰による若者の地元定着を図っています。
本市における地域活性化のパートナー企業として、さまざまな事業を協働で進めています。
事業実施にあたっては、ANAグループの窓口となる社員を外部人材として受け入れ、本市とANAグループとが協働で行う地域活性化につながる事業を推進する業務に従事していただいています。
令和6年度は、令和5年度に引き続いて、地場産品の販路開拓や販売促進活動による情報発信を通じた本市の認知度やブランドイメージの向上、関係人口の創出・強化につながる事業などのコーディネート業務を実施しました。
ANAグループとの連携(記事ID:0070174)l
魅力の維持と新しい価値の創出事業とは、宇和島市の5つの魅力資源(人的資源・自然資源・文化資源・産業資源・生活資源)をつなぎ、かけあわせることを通じて、本市の新しい価値を創出し、本市のブランドイメージをさらに浸透・向上させる施策のことです。
未就学児とその保護者の利用が主となっている児童館において、小学生以上の利用を促進し、地域や社会、仲間との繋がりを学ぶ機会を提供することで、学童期からのシビックプライドの向上を図っています。
宇和島市立児童館 こもりん(記事ID:0052222)
中央公民館では、社会教育分野による人材(青少年)育成事業として青少年の興味関心や、未来への選択肢を拡げるきっかけづくりや青少年の日常使いに応える場(居場所・活動拠点)づくりを令和2年度から行っています令和5年度からは新たに高校生の創造性を高める魅力的な講座「クリエイティブカリキュラム」などを実施しました。
クリエイティブカリキュラム(記事ID:0105913)
まちの魅力を集めた「宇和島百景」をアート空間に再構築した企画展を開催しました。初開催となる今回のコンセプトは「BLUE PRINT」。宇和島の象徴とも言える青い風景を中心にセレクトして展示し、3日間で約2,500人の方にご来場いただきました。
「宇和島百景展」を開催します(記事ID:0107395)
真珠婚(結婚30周年)にちなんで、宇和島市が日本一の真珠の生産地であることを市内外に発信し、真珠のまち・宇和島をPRしています。
持続可能な観光産業の確立を目指し、当市の地域資源を活用した「宇和島ならでは」の観光コンテンツを開発する取組みを支援しました。
「宇和島ならでは」の地域資源を活かした体験型の観光コンテンツを開発してください!(記事ID:0086536
母貝の大量へい死や新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受けている新産地をみんなで応援するプロジェクトとして、さまざまなライフステージや日々の暮らしにより添えられる宇和島真珠の魅力を発信する施策を展開しています。
宇和島真珠応援企画「#WithPearl」(記事ID:0057250)
平成31(令和元)年度に新たに制作したブランドロゴマークやキャッチコピーを活用して、市が持つ様々な広報媒体にロゴマークやキャッチコピー等を活用し、統一的なブランドイメージの発信を継続して行っています。
また、市民のみなさまにも広くロゴマークやキャッチコピーの利用について呼びかける活動も実施しています。
なお、ブランドロゴマークやキャッチコピーは申請していただければ、基本的にどなたでも利用できるようになっています。
「うわじまブランド」ロゴマークとキャッチコピーの利用について(記事ID:0051617)
うわじまブランドに対する理解を深める活動や、ロゴマーク等の幅広い利活用を呼びかけ、本市のブランドイメージの浸透を図る事業を実施しています。
また、令和6年度に実施した宇和島百景展の展示作品を利用し、市内各所で宇和島百景の巡回展もあわせて実施し、ブランドイメージの普及に努めています。
デジタルの活用を含む情報発信力の強化や推進体制の構築、市内外での情報発信機会の創出や積極的な利活用を通じて、本市の認知度やブランドイメージの向上を図る施策を展開しています。
市政広報番組の制作・放映を通じて、市政情報についてわかりやすく伝え、市政に関する理解と関心を高めるとともに、市全体の伝える力を高めることで行政サービスの質の向上を図っています。
また、令和4年度からは「地域住民にスポットをあてたコンテンツ(宇和島人物名鑑)」も新たにスタートし、行政情報以外にも宇和島の人を通じた魅力発信もあわせて実施しています。
市政広報番組(記事ID:0039932)
本市が進めているシティセールス施策に対して指導・助言を行う外部専門家として、本市の観光パンフレット「宇和島本」の制作にも関わった株式会社アマナから、徳山大毅さんをお招きし、シティセールスアドバイザーを委嘱しています。
徳山さんには、令和4年度から本市の情報発信に関する指導・助言のほか、各種のシティセールス施策立案のための相談業務などに従事していただいております。
また、令和5年4月1日には徳山氏の派遣元である株式会社アマナと「シティセールスの推進にかかる連携・協力に関する協定」を締結し、株式会社アマナの持つ知見やネットワークを活用し、本市のシティブランディングの取り組みをさらに深化・発展させ、国内外から「選ばれるまち」を目指すこととしています。
本市では営業活動(=地場産品の販路開拓や販売促進活動)を通じた本市の魅力発信による本市の認知度やブランドイメージの向上、関係人口の創出・強化に取り組んでいます。
その一環として、令和2年度からウィズコロナ・アフターコロナ時代を見据えたオンラインを活用した営業活動を展開しており、令和3年度からは「EC(イーコマース)マーケティングの推進」を宇和島市における営業活動の1つの大きな柱に掲げ、地元企業のEC事業の展開支援に重点的に取り組んでいます。
ECマーケティングの推進(記事ID:0069615)