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畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館は、平成15年7月に三間町名誉町民である版画家 畦地梅太郎と、井関農機の創設者 井関邦三郎を顕彰すると共に、地域文化の振興を目的として建設されました。
全国的にも珍しい、道の駅に隣接した美術館・記念館です。
所蔵作品総数は、現在約450点。版画作品だけで無く、素描や原画・肉筆画なども多数所蔵しています。
年に約4回展示替えを行い(年度によって展示回数が異なります)、その内の2回は畦地作品や中尾義隆作品を展示。その他は、畦地作品(全体の3分の1程度)と別の芸術家の作品を同時に展示しています。
美術館では、梅太郎のあゆみ(年表)や記念品、書物、版画制作の手順などの展示もしています。
館内は、広々とした空間でゆっくりとした時間が流れています。
美術館の中には、東京都町田市にあった梅太郎の自宅アトリエの内部を完璧に再現したスペースがあり、机の上に散らばるメモや、手紙に至るまで一つ一つ元の通りに配置されています。そこでは、ふと今も畦地本人が制作しているかのような雰囲気を味わっていただけます。また、このコーナーでは、畦地作品・本人をより一層知れる、20分程の映像をご覧いただけます。
美術館入ってすぐ梅太郎の庭と称した中庭もあります。
ベンチに座ってほっと一息ついていかれませんか?
記念館では、「農業に携わる人々を過酷な労働から開放したい」という創業者・邦三郎の強い思い、幾多の苦難を克服してきた過程や、多くの先輩方がその意思を受け継ぎ、今日の総合農機専業メーカーとして発展させた井関農機の歴史などがパネルや映像、当時の機械などを使って説明、展示しています。
また、井関邦三郎の年表や生家復元模型をはじめ、大正15年頃の全自動籾すり機(複製)、昭和40年代のトラクター・コンバインなどを展示し、井関邦三郎の農業の近代化・機械化に懸けた人生の軌跡に触れることが出来ます。
美術館と記念館の間に、三間町出身の彫刻家・藤部吉人氏の彫刻も展示しています。
藤部氏の作品は、道の駅みまの広場にも1体 大きな作品が設置されています。
ぜひそちらもご覧下さい。
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商品の詳細は、ミュージアムグッズのページをご覧下さい。