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城山南側の搦手道口に位置し、武家の正門とされる薬医門形式となっています。城門として現存する薬医門としては、最大級であるだけでなく創建年代が最古の慶長期まで遡る可能性を秘めた貴重な建造物で、市の有形文化財に指定しています。
弘化2年(1845)、三之丸に建てられた土蔵で、当初から武器庫として建てられた現存例の少ない稀少な建物です。
昭和41年、伊達家より譲渡され、城山内に移築後、城山郷土館として一般公開し、「うわじま伊達・偉人展」と称し宇和島出身やゆかりの偉人を紹介するパネルを展示しています。
館内の展示状況
城山東北側の登城口に位置する長屋門です。家老桑折家屋敷地に残されていたものを、昭和27年桑折家より譲渡を受け、現位置に移築しました。長屋の一部は失われていますが、市内には数少ない武家屋敷の建造物で、市の有形文化財に指定しています。
法学者として活躍した穂積陳重・八束兄弟の生家の長屋門を昭和47年に藤兵衛丸跡に移築しています。移築前にも、近現代に渡って複数回の改修を受けていることがわかっています。
つくられた時代や用途によって、さまざまな石垣や石組が築かれています。中には、碑文が刻まれているものや、石割や細工の跡を見ることができるものもあります。
天守まで見比べながらいろいろな想像をしながら登ってみてはどうでしょうか?
詳しくはお知りになりたい方はこちら(宇和島城石垣指南)もどうぞ。