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11月に「写真×アート」をテーマに開催した「宇和島百景展」で、これからの宇和島の可能性が示されました。
12月号では、その流れをつないでいけるように、アートと親和性が高く、宇和島の文化として根付く「音楽」を切り口に、「宇和島の夜と音楽」と題した特集を組みました。若い人が興味を持って喜んでくれること、宇和島の知らなかった側面を知り楽しんでくれることを意識し、宇和島の夜を中心に音楽好きが集う場所や人、想いを紹介しています。年末を迎え市外から帰ってきた人が手に取ったり、帰ってきた友人に自慢したりする様子を思い描きながら記事を作成しました。
最終面は、特集で取り上げた方々とも親交が深く、レコードを販売している理容室として独自の感性で宇和島を盛り上げているお店を紹介しています。
8月号では、新たにオープンした「はぐくみサポートステーション」を特集しました。これは5月にオープンした「発達支援センター」と、障がいのある子や家族を支えてきた「あけぼの園」、不登校児童の拠り所である「わかたけ」が1つになった複合施設です。よりスムーズな連携が取れるようになっただけでなく、好立地で設備も充実し、これまで以上の支援が行えるようになりました。
紙面では各施設の特徴を紹介し、関係者の思いを汲み取りつつ広く利用いただけることを意識しながら記事を作成しました。はぐくむの語源は、親鳥がひなを羽で包んで大切に育てることとされています。はぐくみサポートステーションを通じて、子どもたちを地域全体で見守っていきたいという願いを込めて「包み込むように」というタイトルにしました。
表紙の写真は、あけぼの園での様子です。スタッフが子どもに寄り添い、丁寧にコミュニケーションを取っていく中で見せてくれた満面の笑顔を捉えた一枚です。特集を象徴する写真になったのではないかと思います。
県内市町の行政広報の技術向上を図るため、令和6年1月から12月の間に発行、発表した各種広報媒体(広報紙、写真、映像)についてコンクールを行い、優秀な作品を表彰する。
愛媛県、愛媛県広報協会
特選:1点、入選:若干、佳作:若干