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新 宇和島の自然と文化(一)|はじめに・凡例

印刷用ページを表示する 記事ID:0002222 更新日:2019年3月12日更新

はじめに

 私たちの郷土宇和島は、独特の歴史を背景に豊かな自然と個性的で薫り高い文化によって育まれ、数多くの文化財が郷土の先人たちによりしっかりと守り伝えられてきました。

 文化財は、わがふるさとの歴史・文化の正しい理解のために欠くことのできないものであり、かつ、将来の文化の向上発展の基礎をなすものとして貴重な市民の財産であります。

 郷土の至宝ともいうべき自然と文化を見つめ直し、保存に努めるとともに、先人たちが培ったかけがえのない文化遺産を次代に継承し、さらに新しい時代感覚のもとで創造していくことが私たちの使命でもあると考えます。

 平成一七年の合併前は、宇和島文化協会より発行された「宇和島の自然と文化」そして、旧三間・吉田・津島町教育委員会が各々冊子にまとめ、保存と啓発を進めてきました。現在、文化財の数は国指定八件、県指定二八件、市指定一二三件、そして国登録五件で総数が一六四件となりました。そのため、当市文化財保護審議会委員で編集委員会を組織し、平成一八年度から文化財の調査を行い、平成二一年度に「新宇和島の自然と文化(一)」、平成二四年に改定増補版を発刊しました。今回も引き続き読者により親しんでいただくため、新しく指定された文化財を加え再訂増補版を発刊したものです。

 本書が郷土の歴史や文化を尋ねるガイドブックとして、また市内の小・中・高の児童生徒の郷土教育のテキストとしても活用されることを期待しております。

 終わりに、本書の発行にご尽力いただきました関係各位のご努力に対し、心から感謝申し上げます。

平成三〇年三月
宇和島市教育委員会教育長 織 田 吉 和

凡例

  1. 本書は、宇和島市内に所在する国・県・市が指定又は選定した文化財及び登録有形文化財を平成三〇年三月三一日現在で収録したものである。
  2. 掲載は種類別に、国、県、市としたうえで旧市町順に、また原則として指定年月日の順とした。
  3. 名称は、原則として文化財に指定された名称としているが、編集委員会で検討したうえで、名称を見直し掲載しているものもある。
  4. 用字・用語については、常用漢字の使用を原則としたが、文化財の表現上やむを得ないものについては、例外とし、ふり仮名をつけることに努めた。
  5. 改元のあった年は、その年の初めから新しい年号とした。たとえば慶応四年は九月八日に改元して明治元年となったのであるが、この年のことはすべて明治元(一八六八)年とした。
  6. 執筆はそれぞれ専門分野で分担したため、表現上多少の違いは了承されたい。
  7. 編集にあたっては、改訂増補版『新宇和島の自然と文化(一)』を底本とした。
  8. 所有者名は、個人が所有する文化財については、個人情報に配慮して個人とした。
  9. 本書で使用している番号は、文化財一覧表順で番号を付し、文化財紹介ページ及び文化財地図と一致するようにした。

文化的景観
埋蔵文化財