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県指定 西江寺庭園

印刷用ページを表示する 記事ID:0002354 更新日:2015年7月1日更新

県指定記念物(名勝)

西江寺庭園西江寺庭園

  • 所在地 丸穂
  • 所有者 西江寺
  • 指定日 昭和二五年一〇月一〇日

 本寺は東福寺聖一国師法孫に当たる仏印禅師の上足である悟庵徹和尚によって龍光院の山下に貞治四(一三六五)年開山された宇和島最古の寺であった。寛永三(一六二六)年宇和島藩主伊達秀宗が城下町整備のおり的堂和尚に中興させて現在地に移したものである。したがって作庭はその頃と思われる。本寺は別名「えんま様」と愛称され、旧暦正月一六日の「えんま祭り」で知られている。

 面積四aの庭園は大書院の北東側にあたる裏手にあり、蓬莱池泉様式と禅院枯山水様式を重ね持つ枯山水庭園である。

 地割は面積の半分以上を芝生の平庭で占め、その中央に大きい礼拝石を置き、向こうに少し間をおいてから池泉(大海)として見立てられる象徴的低地をもうけている。その背後を山とし、左右に広がる連山になだらかな三つの出島をもうけ芝生の大海が見事に調和した縮景風の築山がつくられている。

 築山には枯滝や三尊石が力強く当時代風に組まれ、中央出島の突端に海食崖とも見せる奇岩が配置されている。

鶴島・亀島と趣きのある三橋 築山左手の入り江から手前平庭にかけて鶴島・亀島をもうけ、これに特異な手法の三つの石橋を架け、飛石・舟石と連ねて礼拝石に至っている。

 これら築山や平庭には随所に配石の妙が見られ桃山時代作風の豪華な技法となっている。

 植栽された単独小中の丸刈込や黒松などの役木も庭全体と調和しており、特に後方境界を取り囲む高さ二mから三mに近い大刈込籬は庭園全体の美的構成を強く引き立てている。さらに遠く後方泉が森を借景とする好位置にあって園の奥行きと広がりを強調した景観は芸術的である。


文化的景観
埋蔵文化財