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FM告知放送システムについて

宇和島市では緊急・防災情報の同報的放送設備として、FM告知放送システムを整備しています。
FM告知放送システム
FMがいやのコミュニティFM放送76.9MHzに行政から割り込みし、マイク放送や、J-ALERT情報などを配信するシステムです。グループ制御により一斉放送に限らず、さまざまなグループ別の起動が可能です。平成25年度から運用を開始し、平成27年度にかけ段階的に整備しています。
割込放送
放送内容
全国瞬時警報システム(J-ALERT)からの情報
- 特別警報
- 津波警報
- ゲリラ情報
- 航空攻撃情報
- 弾道ミサイル情報
- 大規模テロ情報など
高度利用者向け緊急地震速報(予報)
市などからの緊急・通常放送
- 災害対策本部、災害避難等に関する情報
- 火災に関する情報
- 防災訓練に関する情報
- 地震、大雨、台風等の異常気象に関する情報
- 市民生活に著しく影響を及ぼす事項に関する情報
- 行方不明者の捜索に関する情報など
定時行政連絡・時報など
※定時行政連絡は行政からの割込放送ではなく、コミュニティFMの番組プログラムによるものです。番組の冒頭に特殊な信号を付加することにより、割込放送と同じように防災ラジオなどが自動起動する仕組みとなっています。
地区 | 種別 | 朝 | 昼 | 夕方 | 夜 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時報 | 行政連絡 | 時報 | 行政連絡 | 時報 | 時報 | 行政連絡 | 時報 | ||
宇和島地区 | 防災ラジオ | - | 7時25分~ | - | 12時55分~ | - | - | 18時56分~ | - |
屋外拡声子局 | 6時00分※ | - | 12時00分※ | - | 17時00分※ | 18時00分※ | - | 21時00分※ | |
吉田地区 | 防災ラジオ | - | 6時50分~ | - | - | - | 19時00分~ | - | |
屋外拡声子局 | 6時00分 | 12時00分 | 17時00分 | ||||||
三間地区 | 防災ラジオ | 6時00分 | 6時30分~ | - | - | 19時20分~ | |||
屋外拡声子局 | 12時00分 | 17時00分 | |||||||
津島地区 | 防災ラジオ | 6時00分 | 6時40分~ | 12時00分 | 17時00分 | 19時10分~ | |||
屋外拡声子局 | - | - |
※一部地域のみ
※時報(ミュージックサイレン)曲目は次の通りです。
- 6時00分鉄道唱歌
- 12時00分とんび
- 17時00分家路
- 18時00分ふるさと
- 21時00分宇和島さんさ
定期試験放送
防災ラジオや屋外放送設備が正常に自動起動するかどうかを確認するために試験放送を定期的に行っています。
- 火災試験放送(毎月第1日曜日午前11時から11時30分までの間)
- 【通常音量】こちらは宇和島市です。ただいまから、火災試験放送のためサイレンを鳴らします。火災ではありません。
- 【最大音量】ウーーー(サイレン音)。こちらは宇和島市です。これで、試験放送を終わります。火の取り扱いには、十分注意しましょう。
- Jアラート試験放送(毎月第4水曜日午後2時55分ころ)
- 【最大音量】こちらは宇和島市です。ただいまより、訓練放送を行います。
- 【最大音量】これはJアラートのテストです。
- 【最大音量】これで放送を終わります。こちらは宇和島市です。
(通常試験放送(毎週日曜日午前11時59分ころ、午後5時59分ころ) H29年をもって終了しました。)
操作卓
割込放送を行うための操作卓は、本庁危機管理課(統制卓)、消防本部、吉田支所、三間支所、津島支所、丸山公園グラウンドクラブハウスに配備しています。
J-ALERT連携
国(消防庁)から人工衛星を介して送信されたJ-ALERT情報を、割込放送により宇和島市の防災ラジオや屋外拡声子局から自動的に放送(最大音量)し、市民の皆さんに瞬時に情報を伝達します。
コミュニティFM局 FMがいや
コミュニティFM局は自治体による開局はできないため、宇和島市が設備を整備し、民間事業者により、放送局の免許を取得するという、公設民営方式で整備され平成23年度に開局しました。
- 事業者:宇和島ケーブルテレビ(株)(宇和島ケーブルテレビエフエム、愛称FMがいや)
- 周波数:76.9MHz
- 演奏所:UCAT内
- 送信所:泉が森送信所、高田山送信所
災害時等における放送要請に関する協定
緊急的な放送については、その内容を事前に特定し、随時、放送波に割り込むことができることができるよう、宇和島市とFMがいやで協定を取り交わしています。
災害時における臨時災害放送局開設及び相互連携等に関する協定
災害対策基本法に規定する臨時災害放送局については、自治体で開設が可能であるため、FMがいやの施設環境を流用して、そのまま開設ができるというメリットがあります。臨時災害放送局の開設及び運営などに関して、宇和島市、FMがいや、南海放送株式会社と協定を取り交わしています。
防災行政放送テレフォンサービス
防災ラジオや、屋外拡声子局からの防災放送や、行政連絡を聞き逃した方向けのテレフォンサービスです。「放送の内容を聞き取ることができなかった。」「放送を聞き逃した。」といった場合など、放送内容の確認が必要な場合にご活用ください。
電話番号:0895-49-7064(6回線)
防災放送設備
FM告知放送システムの相手方となる放送設備で、宇和島市では防災ラジオと屋外拡声子局を整備しています。
防災ラジオ
防災ラジオは、FMがいやの一般放送を聴取することが可能であり、防災目的だけでなく、普段から親しめるものとなっていますが、行政側の割込放送に対し、自動起動で告知放送が始まり、放送が終われば自動終了するという、従来の防災行政無線個別受信機と同等の働きが可能となっています。また、旧市町別などのグループ起動にも対応しています。
防災ラジオ全戸無償配布
平成25年度から市内に住民票を有する全世帯を対象に防災ラジオの無償配布を行っています(1世帯1台)。なお、2台目以降の希望や、事業所などへの設置希望については、3,000円で有償譲渡しています。
宇和島地区 | 吉田地区 | 三間地区 | 津島地区 | 合計 |
---|---|---|---|---|
17,100 |
3,600 |
2,200 |
4,100 |
27,000 |
防災ラジオ受信改善
地形などの影響により電波の受信が悪い地区・世帯の防災ラジオについては、市の負担により、戸別アンテナの設置や、CATV網などに混合されているFM波を利用した受信改善を行っています。
屋外拡声子局
コミュニティFMを利用した屋外放送設備で、平成25年度から旧宇和島市で運用を開始し、平成27年度に全市に拡充整備しました。防災ラジオの放送内容と同じ放送をし、グループ起動にも対応しています。
種別 | 宇和島地区 | 吉田地区 | 三間地区 | 津島地区 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
屋外拡声子局 | 58 | 27 | 80 | 165 | |
防災共用型放送設備(地区放送) | 65 | 1 | 66 | ||
防災共用型放送設備(アーケード) | 4 | 4 | |||
広範囲屋外拡声器 | 7か所15基 | 1か所2基 | 8か所17基 | ||
合計 | 76 | 59 | 27 |
81 |
243 |
屋外拡声子局
自立式従来型の屋外放送設備
防災共用型放送設備
各地区の集会所や商店街アーケードなどの放送設備に市の防災放送用設備を連携し、既存のスピーカーから緊急・防災放送などを放送する設備
広範囲屋外拡声器
1基で800メートル程度カバーできる放送設備市街地で利用