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令和3年度 華宵の部屋
(企画趣旨)
本展は宇和島市出身で大正から昭和初期にかけて挿絵画家として人気者となり、一世を風靡した高畠華宵の初期(1910年代)の作品を紹介する展覧会です。
宇和島市立歴史資料館「華宵の部屋」では、2006年(平成18年)から2019年(平成31年)まで、3ヶ月ごとにテーマを決め、宇和島市出身の高畠華宵(1888-1966)の作品を紹介してきました(全55回)。大正の少年・少女、雑誌文化、ファッション、教育、広告、生活スタイル、動植物、季節、ふるさと、女性など、そのテーマは多岐にわたり、高畠華宵という一人の画家の作品と大正文化について、多角的な視点を交えて紹介してきました。2020年からは年1回の「華宵の部屋」展示を行っており、昨年は挿絵画家として人気が出るまでの華宵の人生や作品を紹介しました。
今年は華宵没後55年の年となります。それに合わせて、改めて「高畠華宵って、どんな人?」という素朴な疑問をベースにした展覧会を開催したいと思います。華宵のひととなり、好み、癖、長所、短所、性格、生活パターンなど、華宵の「素顔」や「私生活」をそっと覗き見るような、そんな展示です。華宵の全盛期の代表的な作品と一緒に、生身の人間としての華宵の様子を、残された資料や華宵の言説から紹介していきます。
本展を通して、宇和島市出身の高畠華宵とその作品世界が、より身近な存在として、みなさまの心に刻まれていくことを願っています。 (高畠華宵大正ロマン館)
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