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新型コロナウイルスの感染拡大防止について(市長メッセージ)44

印刷用ページを表示する 記事ID:22020917 更新日:2022年9月17日更新

 

メッセージ全文

市長の岡原です。

県では去る8月23日に、感染力が極めて強いオミクロン株のBA.5系統への置き換わりによる感染急拡大を受け、「愛媛県BA.5医療危機宣言」を発出し、重症化リスクの高い方を守るため、「保健・医療のひっ迫回避」と「感染回避のための対策強化」をお願いして参りました。

市民の皆様が医療危機宣言をしっかりと受け止め、具体的に行動を変えていただいた結果、県内の陽性者数はピーク時の3分の1程度まで減少していますが、第6波のピーク時と比べると、未だに3倍を超える高い水準にあり、警戒が必要な状況であることに変わりはありません。
​また、入院患者数についてもピーク時の約半数まで減少し、病床使用率も30%を下回るところまで改善してきましたが、入院患者の9割近くが70歳以上の高齢者という状況が続き、介助等で現場の負担は重く、医療負荷は十分には軽減されているとは言えない状況です。

このような状況の中、先日9月13日に中村知事から、「愛媛県BA.5対策強化宣言及び医療危機宣言」は、予定していた9月16日をもって終了するとの発表がありました。ただし、感染状況は依然として高い水準にあり、今月の3連休や各地で開催される秋祭りにも警戒が必要であること、医療の負荷は継続していることから、県独自の警戒レベルである「特別警戒期間」は継続されることとなっています。

これまで、市民の皆様には様々な取組、協力をお願いしてきたところですが、17日以降は、基本的に8月9日に発出された「BA.5対策強化宣言」以前の対策に切り替わりますので、主な変更点を説明いたします。
​まず、「イベント対策」についてです。
全国から集客があるような大規模イベントについては、主催者には、参加者のワクチン接種又は陰性確認をはじめ、イベントの内容に応じた感染対策の徹底を前提に開催するとともに、イベント後には、感染対策に係る評価と検証の実施をお願いします。

次に、「秋祭りでの対策」についてです。
​10月以降、県内各地で祭りが開催される見込みですが、特に、地域外から多くの人が集まるような秋祭りでは、大規模イベントと同様に十分な感染対策を講じる必要があります。
主催者には、お祭りに直接参加する者に対し、参加前に、ワクチン接種又は陰性確認を行い、当日は、場面に応じたマスクの着用はもちろん、羽目を外さないなど、基本的な感染対策を徹底するよう、強い呼びかけを行うようお願いします。 また、大きな催しでは、関係者の事前の打ち合わせや事後の打ち上げ等で感染が広がったケースもあるため、祭り前後の行動にも十分気を付けるよう周知をお願いします。観客の方についても、基本的な感染対策の徹底に加え、主催者が求める注意事項の遵守をお願いします。なお、地域住民を中心に行う小規模な秋祭りについては、規模等に応じた感染対策に十分注意して実施するようお願いします。

次に、「会食ルールの徹底」についてです。
​17日以降、人数や時間の制限は設けられませんが、大人数・長時間を避けるとともに、「認証店を推奨」、「座席の間隔を確保」、「大声を出さない、羽目を外さない」、「食器は個別、使いまわしはしない」など、会食時の基本的な感染対策を継続するようお願いします。
​また、これまでにお願いしてきた、「1週間以内に感染リスクの高い行動をとった方や、体調のすぐれない方は、絶対に出席しない・させない」、「参加者の連絡先の把握」、「会食参加後は、周囲への二次感染に注意」などについても、引き続き遵守をお願いします。
なお、先日、自宅療養者の療養期間が短縮されましたが、療養解除後も、発症日から10日間、無症状の場合は検査日から7日間を経過するまでは、周りに感染させる可能性がゼロではないことから、会食には参加しないようにお願いします。

続いて、オミクロン株に対応したワクチン接種についてお知らせします。
​オミクロン株対応ワクチンは、2回目接種が完了した12歳以上のすべての方を対象として接種できることになりました。
​ワクチンは、ファイザー社とモデルナ社のワクチンで、オミクロン株と従来株に対応しており、従来のワクチンを上回る重症化予防、感染予防、発症予防の効果が期待されています。
​ワクチンにより対象年齢が異なり、ファイザー社のワクチンは12歳以上、モデルナ社のワクチンは18歳以上となります。
接種の順番は、まず60歳以上の方や基礎疾患のある方、医療従事者、高齢者施設等の従事者、次にエッセンシャルワーカーの方、その後12歳以上のすべての方となっており、対象となる方には、順次接種券を送付し、お知らせします。

次に接種の開始時期等についてお知らせします。
​本市では、9月30日から市立宇和島病院、10月3日から個別医療機関で接種を開始します。さらに、10月15日から宇和島市役所、11月12日からコスモスホール三間で集団接種を開始することとしており、詳細は決定次第お知らせいたします。
​また、従来株対応のワクチン接種を9月19日以降の日で予約されている方には、予約どおり接種するか、オミクロン株対応ワクチンの接種に変更するかについて、個別にお電話で確認させていただいておりますのでご協力をお願いします。
なお、60歳以上の方を対象とした『おまかせ予約』、ワンコインタクシーや離島航路の無料チケットの配布などは引き続き実施しますので、詳しくはホームページでご確認の上、ご利用ください。

続いて、5歳から11歳の小児に対する3回目接種についてお知らせします。
​接種の対象は、2回目接種完了から5ヶ月を経過した小児となっています。使用するワクチンや接種する量は、これまでと同様で変更はなく、3回目を接種することで、発症予防効果の回復が期待されます。
​また、これまでに有効性と安全性に関する情報が蓄積され、特に重症化予防に寄与することが確認されたことから、日本小児科学会において接種が推奨されていますので、積極的な接種の検討をお願いいたします。なお、1回目・2回目の接種も引き続き実施しておりますので、併せて検討をお願いいたします。
​ただし、接種は強制ではありませんので、かかりつけ医とも相談の上、ご本人や保護者の判断に基づいて接種してください。
対象となる方には、今後順次接種券を送付いたしますので、接種できる医療機関や、予約の開始日などの詳細は、接種券に同封する案内文書やホームページなどでご確認ください。

市民並びに事業者の皆様には、長期にわたり感染拡大防止に、ご理解、ご協力をいただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。
​また、昼夜を問わず業務にあたっておられる医療関係者をはじめ、エッセンシャルワーカーの皆さまの日頃のご尽力に深く敬意と感謝を申し上げます。
​県内の陽性者数、入院患者数ともに、ピーク時と比べて大幅に減少してきましたが、依然として、第6波のピーク時よりはるかに高い水準にあり、感染再拡大への警戒が必要です。また、医療の現場では、危機的な状況こそ脱しましたが、継続的に負荷がかかっている状況であることから、市民の皆様におかれましては、引き続き、保健・医療のひっ迫回避への取組や基本的な感染回避行動の徹底をお願いします。
社会経済活動との両立に向けて、今後も決して気を緩めることなく、感染防止対策を徹底・継続しながら、取り組んで参りましょう。

 

令和4年9月16日 宇和島市長 岡原 文彰

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