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新型コロナウイルスの感染拡大防止について(市長メッセージ)42

印刷用ページを表示する 記事ID:0278375 更新日:2022年8月11日更新

メッセージ全文

市長の岡原です。

県内では、7月中旬以降、感染力が極めて強いオミクロン株のBA.5系統への置き換わりが急速に進んでおり、陽性者数は先週1週間で1万人を大きく超え、感染の拡大が続いています。また、高齢者にも感染が広がっており、残念ながら、基礎疾患の悪化等でお亡くなりになる方も増えてきています。市内においても、100名に近い陽性者数が続いており、今後、お盆による帰省やイベント等による人の移動や接触機会の増加が見込まれることから、感染がさらに拡大することも懸念されています。これに伴い、入院患者も増加し、病床使用率が50%を超える日が続き、保健・医療体制への負荷も大幅に増加するなど、限りある医療資源を、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、早期の治療が必要な方への対応に集中すべき状況にあります。

こうした深刻な状況を受け、先日(8月9日)、中村知事から、重症化リスクの高い方を守るため、保健・医療のひっ迫回避と感染回避の更なる徹底が極めて重要との認識のもと、当面8月末までを期間とした『愛媛県BA.5対策強化宣言』が発出されました。

それでは、主な具体的取り組みについて、順番にご説明いたします。

まず、保健・医療のひっ迫回避についてです。
現在、急激な感染拡大により、保健・医療の負荷が増大しており、治療が必要な方を確実に医療につなげるためには、症状に応じた適切な医療受診が求められています。新型コロナに限らず、症状が軽い場合は、休日・夜間は無理して医療機関を受診せず、心配であれば、平日の日中の受診を心掛けてください。一方で、高熱が続くなど症状が重い場合は、かかりつけ医への相談、受診するほか、緊急を要する場合は、救急車を利用してください。また、陽性が確定した自宅療養者におかれては、症状が悪化した場合は、医療相談センターに連絡してください。なお、県公表資料やホームページに、専門の医師等で組織する学会の声明をもとに、症状別に取りうる対応をまとめていますので参考にしてください。


次に、無料検査や自己検査で陽性がでた無症状の方が、医療機関を受診すること無く、自主療養をする際に、職場などに届け出るために活用するシステムとして、「愛媛県自主療養届出システム」の運用が開始されます。
Webフォームに、氏名や検査日、会社名等の必要事項を入力して送信すると、出勤可能予定日等が記載された届出証がメールで返信され、職場復帰等の調整に活用できますので、このシステムも利用して療養し、症状が出て心配な場合は医療機関を受診するなど、医療ひっ迫回避のためのご協力をお願いします。
また、保健所の業務もひっ迫していることから、これまで行っていた陽性が確認された方への連絡については、高齢者や基礎疾患をお持ちの方、妊娠中の方、診察した医師から要請があった方など、重症化リスクの高い方に限定されます。それ以外の方には、携帯電話のショートメールを活用し、療養中の留意事項を送信することで、ご自身で健康状態のチェックを行っていただきます。準備が整った保健所から切り替えとなりますので、ご理解とご協力をお願いします。
なお、詳細については、県ホームページをご覧ください。なお、保健所が送信するショートメールの番号は次のとおりとなっています。これ以外は詐欺の可能性もありますので、必ず確認してください。

次に、市民の皆様に、感染回避のための対策強化として、次の事項をお願いします。

○新型コロナに限らず、症状に応じた適正受診にご協力ください。

○また、可能な方は積極的なワクチン接種をお願いします。

○特に、会食、イベント、地域スポーツ・文化活動において、感染対策を徹底してください。

○高齢者への感染を防ぐ対策として
高齢者等の重症化リスクの高い方や同居家族の方は、混雑した場所への出入りを控えるなど、感染リスクを回避するとともに、帰省して高齢の親族等と会われる方は、帰省前に陰性を確認するなど、ご理解、ご協力をお願いします。

○さらに、防災の観点を含め、3日分程度の水や食料、解熱・鎮痛薬などの市販薬等の備蓄についても、ご協力いただきますようお願いします。

次に、会食については、これまでも、「大人数、長時間を避けて、認証店を推奨」「体調等の確認」「参加者の把握」など、ルールを遵守しての実施をお願いしてきましたが、夏休み、お盆の本格的な帰省シーズンを迎える中、新たに2つのルールが追加されました。

1点目は、帰省した友人や普段顔を合わせない親族等との会食、同窓会等は、無料検査で陰性を確認して参加するなど、十分に注意してください。

2点目は、家族のみならず、職場等の身近な方に陽性が確認された場合は、接触が軽くても、念のため会食に参加しないようお願いします。

楽しく会食をするためにも、特に注意していただきますようお願いします。

次に、事業者の皆様へのお願いです。
まず、夏のイベントの実施を予定されている場合は、今一度、感染防止対策を確認していただくとともに、対策が十分でない場合には、規模の縮小や延期・中止を含めてご検討いただきますよう改めてお願いします。また、従業員に陽性が確認された場合、休暇の取得や職場復帰の際に、「陽性を証明する書類」や「陰性証明」の提出、あるいは念のための検査を求めないようお願いします。こうした書類や検査に関して、保健所への問い合わせが多くなっているとのことですが、保健所の業務もひっ迫していますので、無料検査や先ほど申し上げた「愛媛県自主療養届出システム」も活用するなど、従業員の皆様が休みやすい環境づくりにご協力をお願いします。

現在、ワクチン接種については、医師会等のご協力の下、市内医療機関において、4回目までの接種を実施していますが、3回目までが未接種である働き手世代の方々が接種を受けやすいよう、市役所での夜間接種も実施しています。

今後の日程は、8月は20日、27日、9月は3日、17日、24日、いずれも土曜日の18時30分から20時30分となっております。

ワクチンには、一定の感染予防と重症化予防効果が認められていますので、可能な方は、積極的な接種をお願いします。
市民・事業者の皆様には、長期にわたり感染拡大防止に、ご理解、ご協力をいただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。しかしながら、BA.5系統の感染力は非常に強く、感染拡大に歯止めがきかない状況が続いております。市民の皆様に重ねてお願い申し上げます。

夏休み、お盆を迎え、数年ぶりに帰省されるご親族やご友人も多くいらっしゃると思いますが、高齢者や基礎疾患を有する方など、重症化リスクの高い方を守るため、お一人お一人が保健・医療のひっ迫回避と感染回避行動を徹底していくことが、これまで以上に強く求められています。ご自身はもとより、周りの大切な方を守るためにも、適正受診や会食ルールの強化、イベント対策の徹底、ワクチン接種の促進など、今回の愛媛県BA.5対策強化宣言に沿った取組みに、ご理解・ご協力を是非ともよろしくお願いします。

ウィズコロナに向けて、今後も決して気を緩めることなく感染防止対策を徹底・継続しながら、社会経済活動との両立に取り組んで参りましょう。

令和4年8月10日 宇和島市長 岡原 文彰

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