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新型コロナウイルスの感染拡大防止ついて（市長メッセージ）19

印刷用ページを表示する記事ID：0061601 更新日：2021年4月9日更新

メッセージ全文　

　昨日（４／８）、中村知事から、松山市繁華街クラスターから、家庭内、職場、生活上の接触等により、もはや「市中感染のまん延」状態にあり、また、そこから他市町への感染の持ち出し等によって県下全域での感染拡大が危惧されること、また感染者の急増により、中予を中心に医療現場の負担は限界に近付いており、愛媛県はこれまで経験したことのない深刻な状況を迎えている。このような状況から、４月８日(昨日)から２１日までの２週間を警戒レベルが最も高い「感染対策期」に引き上げ、新たな感染拡大防止を最優先に、一定の社会経済活動の制限もやむを得ないとして、市民および事業者の皆様に対し、新型コロナ特別措置法に基づく強い行動自粛要請が発表されました。
　それでは、感染対策期における愛媛県からの要請内容の要点について、説明いたします。
　市民の皆様には、「外出や人との接触、会合の機会を減らすこと」「松山市との不要不急の往来の自粛」「感染拡大地域への不要不急の出張・往来の自粛」そして、事業者の皆様には、「感染防止対策の改めての徹底」をお願いします。
　具体的には、まず「毎日顔を合わせている人間関係の中で過ごしていただき、親族であっても日常的に会っていない方との接触はできるだけ避ける」「体調に異変を感じたら、外出や人との接触を必ず避ける」　「マスクは鼻出しなどせず適切に着用するとともに、感染予防に極めて有効とされる手指消毒など、基本的な感染対策を徹底する」「３密の場は絶対に避ける」　「松山市との不要不急の往来自粛」「首都園やまん延防止等重点措置が適用されている感染拡大地域への不要不急の出張・往来を自粛し、その他、感染者が増加している地域についても十分注意する」　「やむを得ない往来や出張時には、訪問先の自治体の注意事項に従うなど、感染回避行動を徹底する」　「やむを得ない事情で、往来した場合は、帰ってから２週間は体調管理に留意し、感染リスクの高い行動をした方は、懇親会等の参加は控える」といった要請がありました。
　本市においても、最近の事例で、県外からの持ち帰りなどによる感染も確認されていますので、危機感を持った対応をお願いします。
　次に、日常の会食に関する注意事項としては、「店側の感染対策ができていること」「参加者の２週間以内の行動歴」「体調不良の方がいないこと」の３点を必ず確認した上で、基本的に４人以下で「毎日顔を合わせ、感染リスクの高い行動のない人と」「席の間隔を十分空けて」「大声を出さない。羽目を外さない。」「長時間の飲食は避ける」(２時間以内)といった要請がありました。
　なお、「飲酒を伴う懇親会」や「大人数・長時間におよぶ飲食」のほか、「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」といった感染リスクが高まる「５つの場面」については、引き続き十分注意してください。
　また、事業者の皆様には、これまでと同じく、テレワークや時差出勤の利用促進と「３密の回避」に向けた業種別ガイドラインの実践のほか、「歓迎会や職場全体での大人数の飲み会の自粛」「更衣室や休憩室等も含めた職場全体での対策の徹底」「毎日の検温と報告など、体調確認の徹底や休暇取得の推奨」「松山市や感染拡大地域への出張は、ウェブの活用や延期など代替案を検討」するなど、感染防止対策の徹底について、改めて強い要請がありましたので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
　なお、特に、医療機関や高齢者施設等においては、面会の制限や感染予防策など、これまで同様、厳重な対応を取っていただくようお願いいたします。

　本市では、昨日（４／８）までの直近１週間の間に、７名の陽性者が確認されています。感染された方々にお見舞いを申し上げますとともに、１日も早いご回復をお祈りいたします。
　また、くれぐれも、感染者やそのご家族等を特定したり、根拠のない無責任な情報を拡散しないよう、冷静な対応をお願いいたします。
　第４波ともいわれる今回の感染拡大においては、感染力の強い変異株が確認されており、松山市周辺だけでなく、東予・南予でも確認されています。変異株でも対応は変わりませんが、いつクラスターが発生してもおかしくない状況にありますので、感染回避行動の更なる徹底が必要です。
　本市といたしましては、今後も市民の皆様の生命・健康を守るため、感染拡大防止対策に取り組むとともに、正確な情報提供をはじめ、引き続き、市民生活と地域経済への影響が最小限となるよう全力を尽くして参ります。
市民および事業者の皆様には、大変ご不便をおかけしますが、これまで以上に、危機感と緊張感を持って、２１日までの間、最大限の警戒とご協力をお願いいたします。
　宇和島市一丸となって、この難局を乗り越えていきましょう。

令和3年4月9日　宇和島市長　岡原　文彰