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新型コロナウイルスに対する県内の警戒レベルは、年明けの1月8日に「感染警戒期」に引き上げられましたが、本日(1月13日)は、速報値として過去最多となる151名の陽性が発表され、その後もオミクロン株による急激な感染拡大が続いております。
本市においても、連日、多数の感染確認やクラスターの発生が続いており、年明けわずか1週間で、約1年半前からの確認数の半数に近い70人を超えるなど、極めて深刻な事態となっています。
このような中、昨日(1月12日)、中村知事から、『県内は感染力が極めて強いオミクロン株により第5波をはるかに超えるスピードで感染が拡大し、今後、どの程度の広がりになるか見通すことは困難であり、過去最大の危機的な状況に陥っている。このままでは医療体制や保健所業務にも大きな影響が危惧される。』として、「オミクロン株感染拡大特別警戒期間」を設定し、市民の皆さまに対し、新型コロナウイルス特別措置法に基づく感染防止対策の強化が要請されました。
ご自身はもとより、大切なご家族、ご友人、そして地域の医療を守るため正しいマスクの着用や手指消毒、定期的な換気など、これまで以上に、基本的な感染回避行動の徹底を、強くお願いいたします。
「特別警戒期間」における愛媛県からの具体的な要請内容は次のとおりです。
年末年始の県外との往来や来県者との接触により感染が拡がっていることから、県外との往来については、これまでは感染拡大地域としておりましたが、今後は、県外全てを対象とし、不要不急の出張や往来は自粛してください。
また、県内においても、混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出は自粛をお願いします。
次に、会食についての注意事項です。
市内でも、オミクロン株による2つの飲食店クラスターが確認されており、家庭内や職場に拡大した事例が報告されていますので、特に注意が必要です。
愛媛県が定める感染対策を徹底されている認証店を利用する場合は、大人数や長時間を避けて、1テーブル4人まで、途中で席の移動をしないなどのルールを守ってください。
特に、認証店以外を利用する場合は、4人以下で、概ね2時間以内を徹底してください。
また、県外往来や来県者と接触のある方は、出来るだけ参加を控えていただくとともに、発熱だけでなく鼻水やのどの痛みなど風邪症状のある方は、絶対に出席しない、させないよう徹底してください。
次に、事業者の皆様へのお願いです。
個人の取り組みに加え、事業者として、従業員の皆様の健康管理等にもご留意をお願いします。
今後の見通しが立たない中、更に感染が爆発した場合に備えた業務継続体制、いわゆるBCP体制が重要になります。特に、社会基盤を支える業務を担う事業者におかれましては、社会機能維持のため、改めての検討・確保をよろしくお願い申し上げます。
次に、臨時PCRセンターの開設について、お知らせします。
市内でも、一定程度、感染リスクが広がっていることが懸念されるため、1月14日(金曜日)から、市総合体育館駐車場に、無料の臨時PCR検査センターが開設されます。
対象となるのは、飲食店の従業員の皆様や、年明け以降、県外との往来があった方、県外から来県した方と接触があった方など、感染に不安を感じている方となります。
なお、あくまで、無症状の方を対象とした検査となりますので、少しでも症状がある場合は、出勤や登校、外出などを控え、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。
検査方法は、検査キットを受け取っていただき、御自宅等で検体を採取し、提出していただくことになりますが、職場や家庭など代表の方がまとめて申請することもできます。
検査キットの配布は、16日(日曜日)まで、検体の回収は17日(月曜日)まで、開設時間は14時から16時までの2時間です。詳細やご不明の点等については、市ホームページ等で確認していただくか、コールセンター(089-909-3468)、または市保険健康課(49-7021)にお問い合わせください。
次に、65歳以上の高齢者の方への3回目となるワクチンの追加接種につきましては、先日お知らせしたところですが、「おまかせ予約」を希望された方の接種については、1月下旬から一部前倒しで開始する準備を進めております。
また、2月中旬からは、市総合体育館で集団接種を開始する予定としているほか、65歳未満の方への追加接種についても、ワクチン供給に合わせて準備を進めて参ります。
詳細は、追ってお知らせいたしますが、ワクチン接種効果の低減や、2回接種を受けていても感染する、いわゆるブレークスルー感染事例も報告されています。発症や重症化の予防を図り、ご家族や同僚等への感染を広げないためにも、引き続き、可能な方はできるだけ接種を受けていただきますようお願いいたします。
本市といたしましては、今後とも、市民の皆さまの生命・健康を守るため、感染拡大防止対策に取り組むとともに、市民生活と地域経済への影響が最小限となるよう、引き続き、全力を尽くして参ります。
また、感染者の特定や無責任な情報拡散は絶対しないようお願いいたします。
最後に、繰り返しとなりますが、市民の皆さまにおかれましては、誰もが当事者として、自分が感染しているかもしれないという危機感をもって頂き、基本的な感染回避行動の更なる徹底をお願い申しあげます。