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新型コロナウイルスの感染拡大防止について(市長メッセージ)34

印刷用ページを表示する 記事ID:0635156 更新日:2021年10月22日更新

メッセージ全文 

 

 市長の岡原です。
 先日(10月20日)、中村知事から、『10月1日以降、「感染警戒期」として、緊急事態宣言等の全面解除の影響などによるリバウンドへの警戒を維持してきましたが、県全体の感染状況も落ち着き、3か月余りの長きにわたった第5波も、ようやく収束に向かいつつあると評価できることから、県の警戒レベルを、10月20日から「感染縮小期」に切り替える。』との発表がありました。

 ただし、落ち着いてきたとはいえ散発的な陽性確認は続いており、県内の感染リスクがゼロになったわけではありません。今後、緊急事態宣言等が解除された地域での時短要請解除の動きが活発化することが見込まれ、人流が増加することから、その影響も注視する必要があります。
 これまでの行動をいきなり変えるということではなく、警戒レベルに関わらず、マスクの着用や手指消毒など基本的な感染回避行動を日常化していただき、社会経済活動再開の歩みを徐々に進めていただきますようお願いいたします。
 また、これからインフルエンザの流行期とも重なりますことから、一層注意していただくとともに、職場や学校への感染拡大を防ぐため、体調に異変を感じた時は、出勤や登校、外出などを控え、速やかに医療機関を受診してください。

 それでは、「感染縮小期(10月20日以降)」における県からの協力依頼内容をお知らせします。
 ポイントは、これまで皆さまにお願いしてきた内容と大きく変わっていません。

 ウイルスの持ち込み・持ち帰りには、引き続き、警戒が必要です。現在、全国的に感染状況は改善していますが、県外との往来には十分注意していただき、訪問する場合は、現地の感染状況や、知事からの要請内容を必ず確認し、注意事項に従って行動してください。
 また、感染が増加傾向にあり、新規陽性者の数がステージ3相当の地域を訪問する際は、特に注意してください。

 会食については、これまでの「10人以下」という人数制限が「大人数を避けて」に変更されましたが、今後も、飲食店・会食クラスターの発生を阻止するため、お店の感染対策を確認した上で、感染リスクの高い行動のない人と、長時間を避けるなどの注意事項を、しっかりと守るとともに、参加者全員の連絡先を把握しておくようにしてください。

 その他、飲食店で開催される、不特定多数が集まり混雑が想定される催しには参加しないこと、飲食店の皆さまは、このような催しの開催については、引き続き、自粛をお願いします。
 また、第5波では、マスクを外して行うスポーツや趣味の集まり、長時間にわたるグループでのパーティーや自宅に集まっての飲食、レジャー、バーベキューでの感染事例が複数確認されています。20代、30代の特に活動的な皆さまは、このような場面で密にならないよう、引き続き、感染防止対策を徹底し、慎重な行動をとっていただくようお願いいたします。
 なお、会食だけでなく趣味の集まりなどを行う場合にも、参加者全員の連絡先を把握することが、新たに求められています。主催される皆さまには、仮に、参加者の陽性が確認される事態になったとしても、保健所への連絡など速やかな呼びかけを通じて、感染の広がりを早期に探知できるよう、対応をお願いいたします。

 事業者の皆さまにおかれましては、業種別ガイドラインの徹底と、職場内での感染防止対策、イベント・催し物等における徹底した感染対策の実行等について、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

 また、今回の「感染縮小期」への切り替えに伴い、経済面での支援として、県民限定の県内宿泊旅行割引や、対象となる飲食店を利用した際に、柑橘ジュースなど県産品が当たる「まじめし」利用促進キャンペーンが実施されます。コロナ禍で落ち込んだ地域経済の活性化にも、ご協力くださいますようお願いいたします。

 さらに、愛媛県では、適切な感染予防対策を実施しており、安心して利用できる飲食店を「愛顔(えがお)の安心飲食店」として認証し、積極的にPRすることで、感染予防の裾野拡大と経済活動の両立を推進しています。
 知事からは、感染が再拡大し、営業時間の短縮要請等を行う場合、認証店に限り、営業時間や酒類提供時間の繰り下げなどの差別化を検討していること、国においても認証店利用キャンペーンなどのインセンティブが付与される可能性があることも示唆されています。
 本市においては、10月21日現在で、認証店が33店舗と、低い水準にとどまっています。このため、市といたしましても、認証店を拡大し、市民の皆さまが安心して飲食店をご利用できる環境の充実を図るため、県の奨励金に市の奨励金を上乗せするほか、地域とつながる商品券第3弾となる補正予算案を9月定例会に上程しています。
 飲食店の皆さまには、この感染が落ち着いている時期に、ぜひ認証をお考えいただきますようお願いいたします。

 県からの協力依頼内容の詳細や、市管理施設の対応等については、ホームページでご確認ください。

 次に、本市の10月21日時点における1回目のワクチン接種率は84.4%、既に予約をいただいている方を含めますと85.7%となっておりますが、30代以下では、70%台にとどまっています。
 変異株が拡大した第5波では、従来と比較して若い世代の感染が増え、重症化した事例も多く報告されていることから、本市におきましても、若い世代、特に20代から30代の皆さまの接種率を、さらに高めておく必要があります。ワクチンには発症や重症化を防ぐ効果が認められていますので、接種が可能な方は、是非接種いただきますようお願いいたします。
 ただし、ワクチンを2回接種したからといって、ブレイクスルー感染に見られるように、感染リスクがゼロになるわけではありません。接種後も、決して気を緩めることなく、マスクの着用など基本的な感染予防対策を継続してください。
 なお、ワクチン接種につきましては、希望される方の接種を11月末までに完了させるため、10月31日(日曜日)をもって、予約受付を一旦終了といたします。接種がお済みでない方には別途ご案内はがきをお送りしておりますので、接種を希望される方は、速やかに予約いただきますようお願いいたします。
 ただし、今後12歳を迎える方につきましては、誕生月の前月に接種券を送付し改めてご案内いたしますので、ご確認ください。また、やむを得ない理由で、10月末までに予約ができない方は、保険健康課ワクチン接種推進班に、ご相談ください。

 本市においては、市民・事業者の皆さまの注意深い行動により、10月12日以降は新たな陽性者は確認されていません。長期にわたり感染拡大防止にご協力いただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。
 また、不安や危険を顧みず、日夜業務にあたっておられる医療従事者の皆さまをはじめ、介護・福祉、物流や小売など、私たちの生活を支えてくださっているエッセンシャルワーカーの皆さまのご尽力に対しまして、深い敬意と感謝を申し上げます。
 本市といたしましては、引き続き、感染拡大防止対策はもとより、地域経済活動への支援についても、取り組んで参ります。
 繰り返しとなりますが、市民の皆さまにおかれましては、ご自身はもとより、大切なご家族とご友人の健康と命、地域の医療と経済を守るため、引き続き、感染回避行動の徹底をお願いいたします。

令和3年10月22日 宇和島市長 岡原 文彰

 

関連情報

感染縮小期〈10月20日(水曜日)~〉 [PDFファイル/1.74MB]

 

 

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