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暦が師走へと移りつつある頃、市内で「予土線」、そして「岩松の町並み」に関する2つのシンポジウムが開催されました。どちらも数多くの関係者やファンの皆さんが参加し、何とか関わっていきたいという熱気に満ち溢れていました。
「予土線」では、鉄道唱歌のコーラスに始まり、その後、全国各地の路線を制覇するなど鉄道に造詣の深いゲストが「景観もさることながら整備当時の技術力がそのまま路線の特徴となって、今でもなお色濃く残っていることは素晴らしい」と絶賛されていました。
また「岩松の町並み」では、専門家が歴史を紐解き、文化庁職員から重伝建制度についての説明があった後、岩松にほれ込み松山市から移住した女性より、まちづくりに関するさまざまな取り組みについて紹介がありました。
共通して印象的だったのは、地域の児童、生徒たちが主体となって深く関わっていることであり、この流れを大切にしていかなければならないと感じました。
それぞれテーマは違えど、そこにあるアイデンティティー、つまり私たちの原点、らしさが失われることのないよう、行政としてもしっかり汗をかいていきたいと思います。