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当コラムでは、なるべく旬な話題を提供していますが、今年の掲載内容を確認すると災害に関する記述が多いです。そして今回も、8月8日に発生した日向灘を震源とする地震について触れなければなりません。
この地震は南海トラフの想定震源地で発生したため、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表した上で、評価検討会がこの現象を評価しました。その結果、改めて「同情報(巨大地震注意)」が発表されました。しかしこれは大規模地震が必ず発生するという意味ではなく、その可能性が平常時に比べて相対的に高まったことを示し、国民に対して少なくとも1週間の注意を呼びかけるものでした。
この度、初めての臨時情報発表となりましたが、今後同じような事態が起きようとも決してパニックに陥ることなく、またSNSなどでの悪質なデマや根拠のないうわさの拡散は絶対に控え、冷静に日常生活を送ってください。そして普段から食料・水を備蓄し家具を固定するなど、来たるべき事態に向けて着実に準備を整えてください。
市では関係機関と連携した上で、非常事態に即応できる体制を構築することに努めていきます。