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昨年の12月15日に「津島町岩松の町並み」が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。この取り組みは旧津島町時代からスタートし、一時空白期間もありましたが、岩松地区の皆さんをはじめ多くの人の粘り強い活動により、晴れてこの日を迎えることができました。これまで尽力してくれたすべての関係者の皆さんに心から感謝を申し上げます。
また、この町並みの一角を成す小西本家の改修工事につきましても、特に米国のワールドモニュメント財団およびフリーマン財団の強力なサポートにより「離れ(色ガラスの家)」に続いて「蔵」も無事に竣工したことから、先日開催された「しらうお祭り」と併せてお披露目会を実施しました。当日は多くの関係者やファンであふれ、この建造物が将来に渡って果たすであろう町並みの入口、ガイダンス施設としての役割を既に担っているように感じました。
ただ、いわゆる重伝建に選定されたという事実は、単にスタートラインに立ったということを意味するに他なりません。これからが勝負であり、地域住民の皆さんに協力いただきながら、街のにぎわいを取り戻すキッカケにしていきたいと思います。