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第55回 新たな試み（令和4年9月号）
三浦半島の最先端に位置する蒋渕地区は、潮の流れなどが魚類養殖や岩牡蠣、真珠の生育に適しており、且つ素晴らしい自然環境を活かしたキャンプ場や体験ツアーも行われています。その一方で、人の立ち入りが難しい海岸に目を向けると様々なゴミが打ち上げられている現実があります。
このような状況を打破していこうと、日本財団や地元漁業関係者が中心となって、自治会、ボランティア団体、郵便局員有志、学生、行政などによりゴミを回収した上で、フロートやブイなど大型ごみについては、減容機や粉砕機を活用しながら排出するという実証実験が併せて行われました。
現場は船でしかアクセスできない場所であるため、車輌を横付けできる現場とは異なり困難を極めましたが、参加者の皆さんに全力を尽くしていただきました。
陸揚げ後にはゴミを選別した上で、大型ゴミについては両機を活用し、運搬量の削減はもとより、排出物を次なる燃料として活用できる可能性を目の当たりにしました。
この取組みはまだまだスタート地点に立ったばかりであり、この経験をステップに、挑戦を繰り返していきたいと思います。
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