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第35回 行動あるのみ(令和2年12月号)

印刷用ページを表示する 記事ID:0053053 更新日:2020年12月1日更新

本年も残すところあと1ヵ月となりました。通常この時期になると、市の基幹産業である第一次産業の現場は、まさにかき入れどきを迎えます。年末年始にかけて多忙を極めながらも、まとまった収入につながることから活気に湧き上がるところでした。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、いつもとは全く異なる大変厳しい現実を目の当たりにしています。この状況を少しでも打破するため、10月から11月にかけて、それぞれの産業に合わせた要望、営業活動に奔走しました。


まず柑橘産業においては、実際に太田市場(東京都中央卸売市場)に出向きました。現在出荷が進んでいる早生ミカンは、7月上旬のまとまった雨により一時は品質が心配されたものの、8月に入ってからの日照時間の長さも手伝って、甘くて口当たりのいい仕上がりとなりました。市場関係者の評価も上々で、例年に比べて高値での取引きにつながっているとのことです。意見交換では、今後とも安定的な取引きのお願いをしたところです。
また魚類養殖においては、新しい市場を開拓するため、仙台市中央卸売市場に宇和島鯛しゃぶ、宇和島ブリしゃぶを提案しました。その結果イオン東北126店舗でキャンペーンを実施していただき、実際に私も売り場に立ってPRに努めました。


さらには真珠についてです。今年度の入札がすべて中止となったため、良質な玉を生産する産地の自治体として水産庁に出向き、事業資金の充実をはじめ、さまざまな産地の思いを訴えました。加えて経済産業省でも、ジュエリーショーの開催を含めた販売機会の充実を要望しました。真珠製品の販売という川下に動きがあれば、本市のような川上を担当する産地にとっても、出荷する機会の増加につながります。
これからもあらゆる機会を捉え、全力を尽くしたいと思います。