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令和2年がスタートして約5ヵ月が経過しました。広報1月号の日々是宇和島では、本年を「記念すべき年を迎えて」と銘打ち、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催について述べていました。しかし、そのわずか2ヵ月後には、新型コロナウイルスの猛威によりその状況は一変。感染拡大を避けるために、市民の皆さんには、さまざまな分野で自粛を求めてきたところです。
このような状況下ではありますが5月12日(火曜日)に、かねてから建設を進めてきた「水産物荷さばき施設」が、愛媛県漁業協同組合連合会の運営で「宇和島水産物地方卸売市場」として開設され、無事に初市を終えることができました。地域住民をはじめ関係者の皆さんにおかれましては、多大なるご理解とご協力をいただきましたことに心より感謝を申し上げたいと思います。
現在、新型コロナウイルス感染症の問題により、飲食業はもとより、都会のマーケットなども大変厳しい状況です。しかし、この開市を1つの大きなきっかけとして、宇和海産の優れた産物をしっかりと食卓に届けるべく、行政としても力を注いでいきたいと考えております。
一方宿題としては、大浦地区から樺崎地区をつなぐ樺崎大橋の架橋の問題であり、今後とも工事実施主体である愛媛県に、そしてその財源を国に力強く訴えかけ、今のところ2020年代半ばといわれる完成時期を少しでも早期に完成できるよう、地元自治体として、精一杯汗をかいていきます!