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宇和島市長に就任して、あっという間に2ヵ月以上が経過しました。市民の皆さんにおかれましては、平素から市政の運営にご協力いただき、誠にありがとうございます。
この間、イベントなどでさまざまなシーンに立ち会う機会が多く、その中で1つのことに情熱を傾ける人や団体などを、目の当たりにしています。そこで、私感ではありますが、その一部を市民の皆さんに紹介します。
記念すべき連載の第1回目は、11月4日(土曜日)、5日(日曜日)に開催された、「第13回宇和島YEG杯中学校軟式野球大会」を取り上げます。市民の皆さんの中には、「宇和島YEGって何?」と思う人もいるかもしれません。これは宇和島商工会議所青年部の略称であり、45歳までの我こそはという会員たちの集団です。実は、私も短い期間でしたが所属し、さまざまな活動を行っていました。そして、当時からこの大会は、単なる野球大会の枠を超えた、子どもたちの心をくすぐる大会として、よい企画だなと感じていました。
今年は県内外から集まった12チームが参加しました。決勝戦では、軽快な音楽に合わせて選手の名前が1人ずつアナウンスされ、名前を呼ばれた選手は、まるでスター選手のように1人でベンチからグラウンドへと駆け出していきます。子どもたちがはにかみながらベンチから走り出てくる姿は、緊張感の解ける、ほっこりとした瞬間でした。
今後も、多くの人に支えられながら、この大会がいつまでも続くことを願っています。