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平成30年7月豪雨により被災した本市は、コミュニティ強化や市の魅力向上など、宇和島の将来を見据えた創造的復興を目指すため、 同年10月に(一社)RCFと「宇和島市復興まちづくりに関する連携・協力協定」を締結しました。この協定に基づく外部人材の登用として、(株)ウインウインと地域おこし企業人派遣協定を締結し、2代目現地駐在員として令和2年4月から橋本さんが本市で復興に取り組んでいます。
会議では積極的に意見交換を行います
現地駐在員としての取り組みは、若手農家を中心とした担い手チームづくりや、復興にかかる中間支援組織の立ち上げなどです。福島県出身の橋本さんは、中学生のときに東日本大震災を経験しました。その経験から、地域のために働きたいという思いがあったそうです。大学卒業後現在の会社に入社し、最初の1年間は業界のノウハウを学びました。2年目からは復興支援関係の業務にあたるようになり、地元福島に関わる仕事を経験しました。そんな中、本市とのつながりを知り、すぐに宇和島行きを希望したそうです。
改めて宇和島の状況を知るうちに、地域のために何かしたいという思いが強まる中での新型コロナウイルスの感染拡大。赴任したばかりは人と会うこともままならず、何もできないもどかしさを感じる毎日で、とても苦労したそうです。
ある程度外に出られるようになった今は、積極的にさまざまな場所に顔を出し、新規就農者のサポートなどに尽力しています。「宇和島には魅力的なものがたくさんある。宇和島を愛している人もたくさんいる。そういったヒト・コト・モノをつなげて、今後に活かしていくために、自分の活動が何か1つのきっかけになればうれしいです。」と熱く話してくれました。
新規就農者向けの講習会を開催
前任の亀山 央 さんも、雇用創造協議会セミナーの講師を務めるなど今でも宇和島に関わってくれています
平成30年7月豪雨を受けて(株)ウインウインと締結した「地域おこし企業人派遣協定」 により、2代目現地駐在員として宇和島市に派遣されました。
広報うわじま 11月号 No.184より
(令和2年11月1日発行)