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佐藤さんは、地域支え合いセンターで被災した人たちの生活再建支援に携わっています。被災により自宅を離れ、応急仮設住宅で生活している世帯などを月1回程度訪問しています。応急仮設住宅の期限は入居から2年間であり、生活再建の状況で延長の可否が決まります。佐藤さんたちは各世帯の状況を聞き取り住宅確保に向けた手続きの支援を行っています。また、生活再建に向けた相談会を開催するなど、必要に応じて関係機関につなぐサポートをしています。
生活再建無料相談会
また、地域住民の交流イベントやサロン活動などを開催し、住民が交流する場所づくりにも取り組んでいます。平成30年7月豪雨で集会所などが被災し、サロンの開催が困難になった地区が多くありました。「またみんなで集まりたい」という声も多いため、地域支え合いセンターがサロンの運営をサポートして開催しています。
被災した集会所
しかし今年の2月以降は、新型コロナウイルスの感染拡大により、サロンの開催が難しい状況が続いています。佐藤さんは、「サロンを続けることは地域の防災力や福祉力の向上にもつながる大切なこと。このまま活動を止めてしまうのではなく、感染防止の対策をしながら続けていく方法を検討していきたい」と話してくれました。
集会所復旧後再開したサロン
※ 社会福祉協議会がサロン立ち上げ支援や助成金の交付など活動のサポートを行います。
【 問合先】社会福祉協議会☎23-3711
社会福祉協議会吉田支所に設置されている「地域支え合いセンター」の管理者。被災者の生活再建に向けてサポートしています。
広報うわじま 7月号 No.180より
(令和2年7月1日発行)