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宇和島市津波避難計画
東日本大震災の教訓を踏まえて、国が設置した学識経験者等で構成する中央防災会議防災対策推進検討会議の報告(「津波避難対策検討ワーキンググループ報告(平成24年7月)」)では、今後の津波対策として、
- 主体的な避難行動の徹底
- 避難行動を促す情報の確実な伝達
- より安全な避難場所の確保
- 安全に避難するための計画の策定
- 主体的な行動を取る姿勢を醸成する防災教育等の推進
を着実に進めることが必要であるとされている。
また、「愛媛県地震被害想定調査(平成25年12月)」においては、津波避難の迅速化により、津波による死者数が約9分の2に軽減できると試算している。
このようなことから宇和島市においては、避難対象地域、初動体制、避難指示の発令等に関する考え方を取りまとめることとしたものである。
なお、この計画は、消防庁の「津波避難対策推進マニュアル検討会報告書(平成25年3月)」を基本とし、中央防災会議の「南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)(平成25年5月)」等で示された津波避難に関する考え方並びに「愛媛県津波避難計画策定指針(平成27年3月)」に基づき作成している。