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さくら豆知識

印刷用ページを表示する 記事ID:0010329 更新日:2017年2月20日更新

ご存知ですか?さくら豆知識

さくら開花宣言のほかに、発表がなくなったことって?

 宇和島測候所が無人化したことにより、観測ができなくなってしまった業務は、桜の開花のほかに、初冠雪、ウグイスの初鳴き、クマゼミの初鳴きなどがあり、生物季節観測業務と呼ばれています。これらの業務は、測候所の職員が毎年現地へ行って、目視していました。専門的な知識や経験が必要になります。

 宇和島市では、永年桜の開花の観測に携わっておられた、気象庁OBの方に、「さくら観測員」をお願いしました。

なぜ宇和島ではさくらの開花が早いの?

さくら満開の様子 さくらの開花は、暖かければ早いというものではありません。

 桜のように春に花を咲かせる植物の花芽は前の年の夏頃作られていて、秋から冬の初めの間はあまり成長することがありません。この間、眠ったような状態で過ごした花芽は、冬の低温にある一定期間さらされると眠りから覚め、成長を始めます。これを休眠打破と言いますが、四国では、1月に休眠打破がおわり、2~3月の気温が高ければ高いほど開花が早まるのだそうです。その気温差の条件が、宇和島市にあっているようです。

開花宣言ってどれくらいの状態を言うの?

さくら開花直後 開花宣言(標本木ソメイヨシノ)の開花と言うと、華々しく開いている状態をイメージしてしまいますが、実際は、一本の標本木のうち、花が数輪以上咲いた状態のことを言います。

 ちなみに満開の状態とは、花芽が8割程度、開花した状態のことです。
開花宣言がされた桜をその日のうちに見に行っても、実際は、開いている花芽を見つけるのが大変なくらい、まだまだささやかな状態のようです。

開花宣言の基準になっている桜の種類は?

標準木満開 桜には、たくさんの種類がありますが、開花宣言につかわれている花は「ソメイヨシノ」と言います。

 「ソメイヨシノ」は、オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、江戸末期、東京染井坂(東京都豊島区駒込)の植木屋さんから広まり、明治5年、「染井吉野」と命名されました。北海道の中部より北を除いて、全国的に植栽されており、現在最も多く栽培されていることから、一般的に、「サクラ」と言えば、この種類をさすことが多いようです。

 「ソメイヨシノ」の特徴は、葉がのびるより先に花が咲き、花数が多く、樹冠全体の花も割合早く咲くところですが、花の期間が短く、咲きそろったら、一斉に散り始めます。樹の寿命も山桜に比較すると短く、樹高は10~15mほどですが、枝が横に広がっていきます。


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