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小児生活習慣病予防事業の取り組みが「第57回衛生教育奨励賞」を受賞しました!

印刷用ページを表示する 記事ID:0115295 更新日:2025年5月1日更新

概要

生活習慣病は小児期からの生活習慣が密接に関係しており、その予防や望ましい生活習慣の確立が将来の生活習慣病予防につながることから、平成21年度より、学校や教育委員会と協働で実施している「小児生活習慣病予防事業」の取り組みが評価され、一般財団法人日本公衆衛生協会主催の衛生教育奨励賞を受賞しました。この賞は衛生教育活動の普及と発展に寄与する優秀な事例に贈られます。

表彰式写真 ​​賞状

受賞事業の概要と今後の取り組み

 平成21年度より学校や教育委員会と協働し、小児生活習慣病予防事業を実施しています。本事業は教育委員会が実施する小児生活習慣病予防健診(小学4年、中学1年)の有所見者に対して実施する個別相談をはじめとして、学校との連絡会の開催、集団指導の実施、健診対象者の拡大、個別相談対象者の見直し、連絡会参加者の拡大(中学校職員・教育委員会担当者)、中学校での集団指導の開始など、PDCAサイクルに沿って事業を推進してきました。
また、事業開始から数年が経過し、個人の小学時と中学時での比較も可能であることから、積み上げた健診データの分析を医師の協力を得て行いました。
その結果として、小学4年で肥満の児童は中学1年でも68%が肥満であること、肥満には運動習慣が成人に比べ大きく関与していること、血圧も小学4年で高めの場合は中学1年でも高い傾向にあること、総コレステロールとHDLコレステロールについては、家族歴の影響が大きいことなどが判明しました。今後はこの結果に基づいて、家族を巻き込んだ支援の実施等、更なる事業展開を検討し推進していきます。