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教育長通信「あおぞら」vol.20 「学校と地域が共創する未来へ」
8月4日、「学校と地域が共創する宇和島未来づくりフォーラム」を開催しました。当日は、学校関係者を始め、公民館、地域活動団体等、多くの皆様にご参加いただきました。子どもたちの学びや育ちを支える様々な実践が紹介され、会場のあちらこちらで対話が生まれ、新たな出会いとつながりが育まれる、大変有意義な時間となりました。

私は冒頭の挨拶で、最近心に残ったドラマの一場面を紹介しました。
主人公が、未来を語ることを「きれいごとだ」と言われたとき、
「きれいごとじゃない。きれいなことだ。」と答える場面です。
私は、この言葉に深く共感しました。
子どもたちの未来を信じること。
地域と共に新しい教育を創ろうとすること。
それは決して「きれいごと」ではありません。困難があることを知りながらも、それでもなお目指す価値がある、「きれいなこと」なのだと思います。
そして、その思いを一言で表すなら、私は次の言葉になると思っています。
「学校だけではできない。地域だけでもできない。だからこそ、学校と地域が共に未来を創る。」
学校には、学校だからこそできることがあります。子どもたち一人一人に寄り添い、学びを支え、仲間と共に成長する場をつくること。それは学校が担う大切な役割です。
一方、地域には、地域だからこそできることがあります。地域の文化や自然、人との出会い、仕事や暮らしに触れる体験。子どもたちは、その中で多くのことを学び、地域への愛着や誇りを育んでいきます。
どちらか一方だけでは、子どもたちの豊かな学びを実現することはできません。学校と地域が互いの強みを持ち寄り、新しい価値を共に創り出していくこと。その「共創」が、これからの宇和島の教育には欠かせないと考えています。
今回のフォーラムでは、この思いを実感する場面が数多くありました。今回は、6団体がそれぞれの取組を紹介してくださいました。
*一般社団法人キャンバス
*宇和島JYFC
*NPO harmoni
*合同会社EXT
*地域創生クラブ
*三間プロジェクト
活動内容は異なりますが、その根底には、「子どもたちの未来をもっと豊かにしたい。」という一つの共通した願いがありました。その思いに触れたとき、宇和島には未来を共に創る仲間が、これほどたくさんいるのだということを改めて実感しました。

今回、ポスターセッションという形をとったので、各展示ブースでは、参加者が熱心に耳を傾け、活発に意見を交わしていました。中学生が自らの活動を紹介する姿もあり、地域の中で主体的に活動する子どもたちの姿が、多くの参加者に希望を届けてくれました。
一つ一つの活動は、それぞれが魅力ある「点」です。しかし、その点がつながれば「線」になり、さらに広がれば、子どもたちを支える大きな「面」となります。それぞれがつながり、互いの力を生かし合うことで、これまでにない学びや出会いが生まれます。今回のフォーラムは、その新たな一歩になったように感じました。
私は、教育とは、学校だけで完結するものではないと考えています。地域の皆様の知恵や経験、温かな思いが加わることで、子どもたちの学びはさらに豊かなものになります。そして、子どもたちの笑顔や成長は、地域に新たな活力を生み出します。
教育は、人を育て、地域を育て、未来を育てる営みです。今回のフォーラムで生まれた出会いと対話を一過性のものにせず、新たな実践へとつなげながら、宇和島らしい「学校と地域が共創する教育」を育んでまいりたいと思います。



