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吉田地域審議会要望と回答(平成20年5月)

印刷用ページを表示する 記事ID:0000212 更新日:2015年7月1日更新


【要望書が提出された日】平成20年5月21日
【市が回答した日】平成20年10月28日

No. 区分 意見(要望)事項
1 要望 吉田支所の現状と今後について
2 要望 みかん研究所の活用について
3 質問 吉田病院の現状と今後について
4 要望 吉田愛生寮の現状と問題点
5 要望 お年寄りや障害者に優しいまちづくりについて

No.1 吉田支所の現状と今後について

意見(要望)  吉田地域の住民にとって、吉田支所は単に事務的な行政サービスを行う場所としてのみではなく、生活に根ざした様々な問題を相談する重要な拠点である。
 しかし、合併後、急激な職員の減少により、従来受けていた住民サービスは低下し、大変不便を来たしている。最近は車の運転ができないお年よりが本庁まで出かけなければならないことが多い等の不満を聞くことがある。また、若い人達は次第に閑散としていく吉田地域に一種の閉塞感さえ覚えている。
 今後、支所管内の住民サービスや支援政策等をどのように考えているのか?
地域住民にとって最も良い行政の在り方を考えてほしい。
  • 支所の必要な箇所に職員を増員するよう要望する。
  • 各公民館において、ある程度行政運営が出来るように充実してはどうか。
  • 本庁での集中管理や財政面等を考える行政改革のみではなく、地域を豊かに感じる政策こそ優先されるべきではないか。
回答  合併後、職員数が極端に減っています。現在、庁舎内で嘱託職員も含め約40名が事務を行っています。職員は減りましたが、事務は本庁へ移行した部分がかなりあります。直接住民サービスに関わることが多いのは市民係・福祉係です。職員数が減った分、事務も本庁へ移行していますが、合併前だと、担当者から住民に対し事細かく説明ができていましたが、担当者の人数が減ると他に対応できる職員がいないため待ち時間が以前と比べて、できたのではないかと思います。職員が減った=サービス低下というのではなくて、住民サービスはしているが、行き渡っていない部分が多少は出てきていると考えています。
以上(支所長 回答)
 障害者の手帳の交付が年に1回あり、その時に混み合うので本庁から応援に来てもらっています。その他にも、職員が少ない人数なので待っていただくという時はあります。
以上(吉田支所 福祉環境課長 回答)
 税の申告の際、以前は町内5ヶ所の公民館に係が出向いていましたが、合併後は吉田支所まで出て来ていただくという申告方法になりました。担当職員が3人のため、支所だけでは以前のように出向くことができないのが現状です。
以上(吉田支所 総務市民課長 回答)

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No.2 みかん研究所の活用について

意見(要望)  みかん研究所には様々な所から視察研修に来られているようだが、単独視察がなされるのみで、地域との一体感が感じられない。
 関係機関とリンクして、地域が活性化するような方向を考えなければならない。
 愛媛県やJA等と連携し、みかん研究所に視察に来た方々に他の施設も同時に視察してもらうように計画すると共に、「国安の郷」等市内にある観光施設も案内できるようにすれば、地域の活性化に貢献できるのではないか。
回答  旧吉田町は吉田三万石の陣屋町であり、現在「国安の郷」が観光施設として整備されております。しかしながら、歴史文化の史跡は観光名所というにはマイナーであり、立地が悪いため、観光ポイントとしては充分な活用ができないまま今日にいたっております。そこで、この四月から、予約制のレストランを開業し今後の活用を図っているところです。みかん研究所視察の際の食事場所として利用できるよう、検討してまいりたいと考えます。
以上(商工観光課 回答)

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No.3 吉田病院の現状と今後について

意見(要望)  吉田在住の市民にとって、吉田病院の今後は大変重要な懸案事項です。新院長が就任し1年が経過したが、依然として医師不足は解消されず、第一病棟は休床のままである。今後、地域医療の状況も含め、どのようにする考えか。以下質問します。
  1. 吉田病院の現状について(収支、医師・看護師の人数等)
  2. 医師確保の見通しはあるのか
  3. 非公務員型独立行政法人として検討した結果はどうか
  4. 新築される宇和島病院と津島、吉田の病院との運営・組織等の関係は今後どのようになるのか
回答
  1. 平成19年度の収支(決算見込)につきましては、医業収益で前年度対比213百万円の増収、医業費用は2百万円の減額となっており、病院事業収支は前年度対比237百万円の収支改善となってはおりますが、純損失は243百万円と大幅な赤字はまだ続いております。赤字の主な原因は、収入面では入院患者1人当たりの単価が安いこと、費用面では職員の年齢構成が高いこともあって職員給与費が高いことにあります。
  2. 医師・看護師数ですが、常勤医師数については、平成15年度末までは11名体制でしたが、平成16年度中に6名退職し、同年度末から5人体制で運営してきました。このため平成18年3月より1病棟を休床し、また、救急患者の受け入れも制限せざるをえない状況にあります。看護師数 については、医師数の不足により病棟を閉鎖する際、本庁など他部門への異動や退職勧奨により大幅に削減しております。現在の病院運営に必要な看護師数は確保しておりますが、職員の年齢構成が高くなる問題がでております。
  3. 独立行政法人化はある程度のまとまりがあるというのが条件になります。吉田病院単独での独立行政法人化は、移行した後の費用等(管理部門の増員、評価委員会の設置、監査法人への委託など)を考慮すると難しいところがあります。独立行政法人化したら、それだけで経営改善できるというものではありません。経営改善をして、最後に独立行政法人化しかない、というふうに持っていく必要があります。独立行政法人は早急な赤字削減対策(経営改善対策)にはなりません。また、独立行政法人化のハードルとして次のことが考えられます。
    移行に当たっての資産等の整理・・・
    新たな法人の設立となることから、業務を実施するための資本金等の財産的基礎を有しなければならず(法第6条)、債務超過のままでの移行は出来ません。
    その他移行に当たっての留意事項・・・
    会計基準上、職員の退職給与引当金を、設立当初または中期目標期間(5年間)内において、必要な引き当てを実施する必要があります。(会計基準第36)結論として、吉田病院単独での独立行政法人化は難しいといえます。以上(病院局 回答)
  4. 非公務員型の独立行政法人は、大きな方針としては変更ありません。ただ、当初は経営改善のため、吉田と津島は宇和島に先行して独立行政法人化しなくてはいけないのではないかということで県と相談をしましたが、行政の組織上、市立宇和島病院は同一歩調をとるべきだというのが県の見解で、吉田・津島の単独での独立行政法人化は難しいと判断せざるを得ない状況になりました。3病院揃って市立宇和島病院ということで独立行政法人化を計っていこうということで作業を進めています。
以上(市長 回答)

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No.4 吉田愛生寮の現状と問題点

意見(要望)  愛生寮が老朽化し、お年寄りが生活するのに大変不便である。
収容人員 定員50名(現在45名・・男性16名、女性29名)
敷地面積 3,204平方メートル
建築面積 974.7平方メートル
居室数 25部屋
和室(4.5畳に2人)21部屋、押入れ付き
洋室(14.85平方メートルに2人)4部屋、押入れ無し
※ 1人当り7.425平方メートルである。下記事項に対応してほしい。
  1. 居室が狭い。新基準では1人当り10.65平方メートル必要。
  2. 廊下の幅が狭い。現状は1.35m~1.40mしかない。
  3. 便所が不便である。汲み取り式で2週間に1回汲み取っている。和式便所が2箇所残っている。
  4. スプリンクラーが設置されていない。
  5. 耐震上の強度が足りない。入所希望者も少ない状況である。新設するべきではないか。
回答  養護老人ホーム吉田愛生寮については、昭和45年度に建築された定員50名の施設であり、築後37年が経過し老朽化が著しく、今後、施設内各所の補修等に多額の費用を要する見込みであります。居室は4畳半に2人が生活しており、現行の国が定める施設基準(1人あたり居室面積10.65?以上)に比べて非常に狭く、また、トイレも汲み取り式であるなど各設備も古く、入所者の生活環境やプライバシー保護の観点からも改善する必要があります。
 また、同じく広域事務組合が設置しております、養護老人ホーム宇和島寿楽荘についても、昭和46年度に建築された定員80名の施設であり、築後36年が経過し老朽化が著しく、吉田愛生寮同様、改善する必要があります。このような状況であるため、どちらの施設も早い時期に改築の必要があると考えております。
 今後、改築計画を策定するにあたりましては、吉田愛生寮と宇和島寿楽荘を統合することも想定して、入所定員、施設規模、敷地面積等を検討していきたいと考えております。なお、建設用地の確保は、これまでの慣例により、福祉施設を建設する所在市町に提供していただいております。この用地や財政状況の見通しが立てば、関係機関と協議のうえ、広域市町村圏計画の中に改築計画の位置づけを行い、具体的な改築計画を立てていきたいと考えております。
以上(広域事務組合 回答)

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No.5 お年寄りや障害者に優しいまちづくりについて

意見(要望)  吉田地域では、公共施設が老朽化し、お年寄りや障害者に配慮していない施設が目立つ。今後、予測される南海大地震に備え、耐震性も含め、機能的な改修を検討していただきたい。また、街なかでお年寄りがシルバーカー(歩行補助車)に座って休んでいる様子をよく見る。街中にベンチ等を設置できないか。お年寄りや障害者が安心して暮らせる優しい街づくりを推進してほしい。
  1. 街なかにベンチの設置
  2. 公共施設のバリアフリー化と耐震診断
  3. 危険な路上駐車の取り締まり 公園等への不法駐車への対応
回答
  1. 街なかにベンチの設置
    該当ありません。
    以上(建設課、社会福祉協議会、福祉課 回答)
     まず、街中のベンチはお年寄りにはいいし、必要な施設かもしれないが、現実問題として吉田の商店街に置くということになると、警察の許可が出ない。吉田の商店街は公道のままなので、道路に突起物を作ると不法占拠になり、警察から撤去を命じられることになります。
    以上(市長 回答)
  2. 公共施設のバリアフリー化と耐震診断
     依頼があれば耐震診断しているが、それぞれ担当課がしているので市全体のことはわかりません。
    以上(建築住宅課 回答)
     予算がないため、公民館は特にしていません。耐震診断をするとしても、小学校の診断がすべて済んでからになります。
    以上(生涯学習課 回答)
     教育総務課-S56以前の小学校・中学校・幼稚園に関しては平成18、9年度に耐震診断を行いました。文部科学省からの指導があった分の耐震診断は終えています。市のホームページにも掲載しています。教育委員会としては、バリアフリー化より耐震診断の方を優先しています。
    以上(教育総務課 回答)
  3. 危険な路上駐車の取り締まり 公園等への不法駐車への対応
     違法駐車を取り締まるのは、警察署の仕事で市が直接取り締まることはできませんが、警察が取り締まり易くなるように、その道路が駐車禁止の区域に指定されてなければ、指定されるように宇和島警察署交通課に要望していきます。
    以上(建設課 回答)
     現在、注意を呼びかける看板を2ヶ所に設置しています。自治会にも文書を回覧してもらい違法な駐車を止めるよう注意喚起しています。今回さらに、公園管理人による見回りを実施し、違法駐車車両を見つけた場合には張り紙、文書の送付等行い違法駐車をなくすように努めます。
    以上(都市整備課 回答)

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