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宇和島地域審議会要望と回答(平成20年5月)
【要望書が提出された日】平成20年5月19日
【市が回答した日】平成21年10月17日
No. | 区分 | 意見(要望)事項 |
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1 | 意見 | 「文化の発信地としての宇和島を目指せ」について |
2 | 質問 | 市立宇和島病院の深夜病棟勤務体制について |
3 | 要望 | ボランティア連絡協議会の補助金について |
4 | 質問 | 市立宇和島病院の院内ボランティアについて |
5 | 質問 | 固定資産税の均一化の早期実施について |
6 | 要望 | 宇和島市ブランド化推進事業の進捗について |
No.1 「文化の発信地としての宇和島を目指せ」について
意見(要望) | Sony MusicのThe CD Club誌6月号に「ハイドシェック 復活の宇和島ライウ゛」の見出しで、フランス人ピアニスト、ハイドシェック氏が89,91,94年に宇和島市でライブ録音した「悲愴、月光、熱情」の3大ソナタのCDを紹介していました。 南予文化会館に、有名アーティストを呼び込めば、その波及効果で、宇和島市のイメージを明るく変えていけるのではないでしょうか? |
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回答 | (昨年実績)
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No.2 市立宇和島病院の深夜病棟勤務体制について
意見(要望) | 整形外科病棟に事故入院して、何日か患者に付き添ってみて、深夜2人の看護師が、数多くのナースコールにきりきり舞している様子に、緊急の場合にそのような状態では、冷静な対応ができるのだろうかと知人が感想を述べていました。 労務管理に配慮・再考の必要はないでしょうか? |
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回答 | 現在は改築事業に伴う移転、移行期で厳しい状況にあります。 市立宇和島病院の入院基本料の施設基準は10対1を採用しており、定められた基準で病棟を運営している中で、準夜※1・深夜の夜勤者を増員するには、1ヶ月当たりの夜勤回数を考慮して看護師を配置する必要があります。 看護師不足の中で大幅な増員はなかなか難しい状況でありますが、急性期医療※2を提供していく病院としては、今後検討すべき課題だと考えております。 新病院では夜勤の3人体制を検討しており、現在よりは良い状況になると思います。 ※1 日勤終了後から深夜の夜勤開始までの間の勤務。 ※2 主に病気のなり始めで、症状の激しい時期の医療。 以上(病院局 回答) |
No.3 ボランティア連絡協議会の補助金について
意見(要望) | 5月の広報に補助金等審査委員会で54件の補助金の見直しがなされていました。このなかの5区分について、継続、見直し、廃止、休止、対象外の詳細はどのようなものかお伺いします。 また、ボランティア連絡協議会は17団体あり、昨年まで年間30万円の補助金を頂いていましたが、それが廃止になりました。ボランティア活動をしていく上で、きちんとした領収書の取れない、また出しにくいものもあり、時間、体力、交通費、油代等、目に見えない労力が必要です。補助金等審査委員会の中で、何人の方が、何年間ボランティアをした経験があるのでしょうか?市も財政的に大変でしょうが、ボランティアをもっと重視して欲しいと思います。 他の例を見ますと、交通安全協会支部補助金他については、交通茶屋他に使われているとは思いますが、昨年この交通茶屋での頂き物の多さに驚きました。以前はヤクルト1本くらいだったと思います。たくさん手渡したからといって、交通事故が減るというものでもないと思います。 今年度は、ボランティアに対する補助金についてご一考下さいますよう心よりお願いいたします。 |
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回答 | ボランティア連絡協議会への補助金について、審査委員会の意見としては「会費、所属団体からの負担金がなく、補助金の使途である団体等の育成、運営に対する補助金という補助金の趣旨に一致していないものもあるのではないだろうか?一旦廃止して、全市的組織を構築すべきである。」とのことでした。 市としては、全市的な組織を構築する必要性を認識しており、その際に、補助金のあり方を含めて検討することとしております。 交通茶屋関係の交通安全協会支部補助金、交通安全母の会補助金については、宇和島市交通安全協会内支部連合会の補助金を除き、減額、見直しとなっております。 以上(企画調整課 回答) |
No.4 市立宇和島病院の院内ボランティアについて
意見(要望) | 長年、待ちに待った市立宇和島病院の完成も間近になり、大変喜ばしく思っています。今年10月開院とのことですが、院内ボランティア推進に向かってどのような考えをお持ちでしょうか? 昨年、ボランティア連絡協議会の研修会が、新居浜市で行われました。その折に、愛媛大学医学部附属病院のボランティア「いきいき会」の代表の方とお話する機会があり、運営等についての資料をいただきました。一度、愛大の現場見学をとのお誘いがあるのですが、この件についてのお考えをお聞かせ下さい。 健康である今、少しでも人様のお役に立てればとの思いの方も多いのではないでしょうか?いつか、人のお世話になると考えるのは、後期高齢者の方だけではないと思います。 |
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回答 | 新病院におけるボランティアの受け入れにつきましては、市民参加型の病院を目指して出来るだけ積極的に受け入れたいと考えており、病院内にボランティア専用の部屋を設置する予定になっております。活動内容としまして、 外来では「病院内施設の案内、車椅子患者の介助、再来受付機、自動支払機の使い方の説明、問診票の代筆、入院される患者様の病棟への案内」 病棟では「入院病棟での移動介助、院内散歩などの生活支援」 その他では「花壇の花植え、水遣り管理、幼児用パズル、絵本作成、読み聞かせ、手話通訳、各種外国語通訳」などが考えられます。 病院といたしましては、受け入れ体制を整えながら、積極的にボランティアの参加を募って参りたいと考えております。 以上(病院局 回答) |
No.5 固定資産税の均一化の早期実施について
意見(要望) | これまでも何回も言ってきましたが、旧宇和島市の住民からの声は、かなり高くなっています。議会で5年以内の決定方法等の話し合いを具体的に進める必要があると思います。担当課は早急に対応をお願いします。 |
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回答 | この問題は、市民にもっとも直結した緊急の大きな課題として認識しているところでありますが、税負担の公平性の観点からも、今年中には税率の統一化に向けた方向性を出したいと考えております。できれば、12月頃には決定し、平成21年度の固定資産税の賦課時から統一した税率を適用したい考えでおりますが、そのためには、機会あるごとに各議員及び関係者の方々にもご説明をさせて頂きたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。 なお、統一すべき税率につきましては、健全な財政運営を行うにあたり、平成28年度から始まります交付税の一本算定化によります段階的な交付税の削減を考慮した場合、どうしても、現在の税収が変わらない点を踏まえた超過税率で検討する必要があるのではと考えております。 以上(税務課 回答) |
No.6 宇和島市ブランド化推進事業の進捗について
意見(要望) | 去年から県やANAの協力を得ながら進めているパール都市構想ですが、1年経過してまだ市民のコンセンサスを得られていない様な気がします。本年度には地域交流拠点施設の建設も実施され、観光に力を入れる姿勢は見られるものの、商工会議所、また旧3町との協力体勢が目に見えてこないのが現状と推察されます。もう少し市民の意見を取り入れられる方法を考えていただければ、この事業の目的がもっと認知されるのではないかと思います。月ごとに何かテーマを持った民間のシンクタンク(不安定で良い)を設立し、広く意見を伺える、市民が行政に関与できる組織を作ってはどうかと考えます。 1ヶ月に1回、1テーマについて委員を募集し、市の活性化等いろいろなテーマについて再生プランを市民レベルで考えられる場所づくりを市に要望します。 |
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回答 | 市民の声を拾う。これがこの地域審議会の目的でもあります。行政からも諮問をすれば、逆のキャッチボールができるという意見もありましたが今回の議題に挙げている合併特例債・九島架橋・小中学校の統廃合が諮問になります。また交通問題を考える委員会を作る予定にしていますので、意見を聞かせていただきたい。 以上(市長 回答) |