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宇和島地域審議会要望と回答(平成23年1月)

印刷用ページを表示する 記事ID:0000202 更新日:2015年7月1日更新


【要望書が提出された日】平成23年1月31日
【市が回答した日】平成23年2月25日

No. 区分 意見(要望)事項
1 要望 市立宇和島病院について(バス停、院内ボランティアについて)
2 意見 防災体制充実の一環としての通学路の点検について
3 意見 市立宇和島病院について(非常階段について)
4 意見 住吉山・歴史資料館・樺崎砲台跡を公園にすることについて
5 意見 地域消防団の合併について
6 要望 学校給食の食材について
7 要望 学校教育についての教育委員会の指導・対処について
8 意見 宇和島駅前畑枝川の清掃について
9 意見 宇和島市の人口増加対策としての利便性向上について

No.1 市立宇和島病院について(バス停、院内ボランティアについて)

意見(要望)

(1)病院敷地内のバス停について
 利用者の方から、夏は暑く、冬は寒い、待ち時間も長くてとても不便だという声を聞きます。病院のバス停であり、利用者は、病弱な方、高齢者の方が多いと思われます。風雨をしのげるスペースなど、配慮が必要ではないでしょうか。
 例えば、恵美須町バス停のような、ターミナル的な風雨をしのげるスペースがあれば良いと思います。もしバス停に新たな設置が難しいのであれば、院内玄関に待ち合いスペースのようなものを設ける(待ち合い椅子のようなものを置く)といったような対応はできないものでしょうか。

(2)院内ボランティアについて
 院内にボランティアルームができていますが、活用されていますか。
どんなボランティアさんが活動されていますか。

回答

(1)雨天時にはバス停のベンチが濡れるため、座ることができないので、何とか改善していただきたいとのご要望につきましては、大変ご不便をおかけしておりましたが、昨年11月末にベンチ2箇所に屋根を設置し、ご不便の解消を図ったところです。
 今回、ご要望をいただきました、恵美須町バス停のようなターミナル的な施設の設置につきましては、バス停そのものが宇和島自動車のものであること、また、バス停のスペースにも制約があることから、現状での設置は困難な状況です。
 なお、暑い時期や寒い時期のバスの待ち時間には、当面の対策にはなりますが、北棟正面玄関をご利用ください。多少のスペースがあり、冷暖房もかかっています。また、バス停に設置している時刻表と同じ物を壁面に掲示しています。
 ただ、スペース的な制約があり、北棟正面玄関にバス待ち専用のスペースを確保することにつきましては、困難な状況ですので、どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

(2)当院におきましては、病院職員と協力して、患者様が少しでも良好な環境のもとで安心して治療を受けることができるよう、院内ボランティアを募集し、ご活動をいただいているところです。
 現在、16名のボランティア登録がありますが、主な活動内容は、小児科病棟での絵本の読み聞かせや遊び相手、各病棟でのオカリナ演奏などを行っていただいています。
 病院北棟1階にありますボランティア室の活用状況につきましては、文字どおりの「ボランティアさんのための部屋」としての活用がなされていないのが実情であります。その理由としては、当初に想定しておりました玄関や受付の案内や車椅子の介助、入院案内などに対する応募がなく、ボランティア室を控室などとして活用する機会がないことなどが挙げられます。平成21年10月のグランドオープン以降、ボランティアの受け入れを行っておりますが、現状は決して活発な状況ではありません。
 今後におきましては、院内ボランティア活動の活発化を図るため、募集の周知などに努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
以上(市立宇和島病院 回答)

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No.2 防災体制充実の一環としての通学路の点検について

意見(意見)  和霊小学校の体育館も、耐震補強が始まっています。
いつ起きるか判らない地震です。通学路にも危険な場所が多くあります。
 交通指導をしている場所に、昭和40年代頃(?)に建てられたような古いブロック塀があり、少し傾いています。また道幅よりも高いブロック塀もあります。
 市の危機管理課、消防署、学校の教員に何度となく、これらのことを伝えてきました。通学路を変更する、危険箇所について処置をするなど、何らかの対応を検討してはいかがでしょうか。
回答  和霊小学校に確認をしましたところ、該当のブロック塀の件につきましては、ご連絡をいただいた旨の報告を受けました。
 学校としましては、ただちに教職員が現場へ赴き、状況を確認したということです。以下、学校の対応等を含めてご説明いたします。
 ご指摘のとおり、大変古く見える塀で、一部、破損も見受けられました。触れたところでは、ぐらつきや剥離等は見られず、地震等の災害がなければ、倒壊の可能性は少ないと思われました。また、どこまでの自然災害等に耐えられるかは、専門家ではないことや所有者が民間人であることなどから確かめようはありませんでした。また、壁を壊して造りかえる件につきましては、所有者であるヤマト運輸和霊センターにも相談をしましたが、所有者の判断によるもので、早急の対応はできませんでした。
 また、現行の通学路にある横断歩道の近くの道路には、平日8時30分まで普通車輌以上の車輌の通行制限がなされています。通学路を変更するとなると、変更後の通学路と現行の通学路の安全性も比較しなければなりません。さらに、車両制限道路の変更等の検討も必要となり、学校だけでは判断できない状況が出てきます。こうしたことから、警察署とも相談しながら、通学路の変更を検討していきたいと考えます。
 従いまして、あらゆる点から総合的に判断しますと、現状のままの通学路を当分の間使用するとともに、併せて、通学路を変更することが望ましいかどうか、検討していくことが良いと考えました。また、子どもたちには、塀に触れたりすることなく、塀側とは反対側を通るような指導も行いたいと考えます。さらに、該当の塀の状況につきましては、常に状況の確認を続けていきたいと思います。
 これからも地域における児童の見守り等につきまして、ご協力をよろしくお願いいたします。
以上(学校教育課 回答)

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No.3 市立宇和島病院について(非常階段について)

意見(意見)  市立宇和島病院の非常階段は、常に施錠されていて、IDカードのようなものをかざさなければ開錠しません。万が一の事態になった時、現状で果たして「非常階段」と呼んでいいものでしょうか。
 関係者以外でも、いつでも通ることのできる階段が必要と思います。
回答  当院は、セキュリティ対策の観点から、院内要所にカードリーダーを設置し、セキュリティカードがなければ、往来ができないシステムとなっています。
 非常階段の扉につきましても、平常時は施錠されており、セキュリティカードがなければ、開錠することができません。
 今回いただきましたご意見は、火災など万が一の事態が発生した場合に、セキュリティカードで個別に非常階段の扉を開錠していたのでは、非常階段の意味がないので、関係者以外でも、いつでも通ることができる階段にしておく必要があるのではないかという主旨のものであると拝察いたします。
先程申し上げましたように、当院はセキュリティ対策の観点から非常階段の扉を常時施錠しておりますが、火災など万が一の事態が発生した場合の対応は、防災センターで一元管理しており、システム制御により非常階段の扉の施錠が解かれることになっています。このシステム制御につきましては、自主的な研修会などにより研修を積むとともに、昨年9月には院内において「防災訓練」を実施するなど、万が一の事態への対応には万全を期し、鋭意努力を傾注しているところです。
 関係者以外でも、いつでも通ることができる階段が必要とのご意見・ご要望でありますが、防犯などのセキュリティ上の対策であるため、今後においても非常階段の扉は施錠した状態での対応とさせていただくことにしていますので、何卒、ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
以上(市立宇和島病院 回答)

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No.4 住吉山・歴史資料館・樺崎砲台跡を公園にすることについて

意見(意見)  宇和島市のシンボルの宇和島城が、散髪したようにすっきりとし、その他についても整備されつつあるようで誠に良いことだと思います。
 ところで、周囲の山を見渡すと、住吉山が特に樹木がうっそうと茂っており、石段を登ってみると周囲が全く見えません。
 地域の人や老人クラブがせっかく桜の苗を植え、その後の管理や除草などのボランティア活動をし、市が金属の手すりを取り付けてくださっても、登ってくる人は少ないと思います。城山ほどは切らなくとも、太りすぎた木や伸びすぎた枝を剪定して、海や街が眺められるようになれば、散歩の人、花見客、観光客が山に登ってくることも多くなると思います。
 また、歴史資料館に来たついでに、山に登って景色を眺めること、反対に、景色を眺めにきたついでに、歴史資料館と砲台跡を見学して帰ろうという場合もあることでしょう。歴史資料館につきましては、関係の方々の一層のご工夫やご努力で、入館者の興味を引く展示をお願いいたします。
 さらに、住吉山・歴史資料館・樺崎砲台跡を公園として、駐車場、ベンチ、トイレなどを整備していただければ、宇和島市の観光地のひとつになるのではないでしょうか。
回答 【歴史資料館について】
 宇和島市立歴史資料館(旧宇和島警察署、明治17年建築)は、愛媛県下で第1号目の「国の登録文化財」として登録されています。
 そのため、その貴重な建造物として復元・保存された資料館の持つ建築上の構造を来館者によりよく見ていただくように、天井の一部を空け、天井裏の柱の構造に照明を当てるなど工夫をしています。
 なお、現在の展示関係としましては、宇和島市出身の挿絵画家で全国的に人気を博した高畠華宵の作品や関連資料等を「高畠華宵大正ロマン館」(東温市)より借用し、3ヶ月ごとに展示替えを実施して、年4回の「華宵の部屋展」(入場無料)を開催しています。また、入口では、旧藩時代から埋め立てを行ってきた宇和島湾の変遷を取り上げるパネル展示なども実施しています。
 今後の検討としましては、文化課および歴史資料館で保管・所蔵しています資料等の活用の可能性などが考えられ、以下の展示等について企画・検討いたしたいと思います。
  1. 【郷土の先覚者等についての展示】・・郷土の偉人や先覚者を紹介する展示
  2. 【昔の暮らしに関する展示】・・民俗資料等を展示
  3. 【埋蔵文化財などの展示】・・これまで市内(1市3町)の調査で発掘された遺物等を、テーマごとに展示。(市内の学校の課外授業などで活用してもらうよう周知を行う。)
 その他、宇和島自然科学教室と連携して、テーマを決めて標本展示等を行い、学校の課外授業として利用していただくことも検討してみたいと思います。
以上(文化課 回答)

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No.5 地域消防団の合併について

意見(意見)  地元、白浜・石応地区は高齢化が進み、若者は少なく、世帯数・人口ともに減少しています。保育園が閉鎖し、小学校も合併が現実のものとなりました。
 そんな中、消防団の将来はどうなるのか。若者の個人負担が年々増えていく中で、合併を考えても良い頃ではないでしょうか。
 石応校区(石応・白浜)を一つにし、定員を増やすことで対応はできないものでしょうか。
回答

【城西分団第4部(白浜)と城西分団第5部(石応)の統合について】
宇和島市の実消防団員数(2,215人)は、過疎化・少子高齢化の進行、産業・就業構造の変化等により消防団員が減少し消防団員の定数(2,334人)を満たしていない状況で、消防団には団員の確保に努力して頂いています。
幸いにも城西分団第4部(白浜)と城西分団第5部(石応)につきましては、現在のところ定数を確保できている状況ですので、現段階では部の統合を考えていません。
ただし、今後、団員の確保が出来ず、部としての消防活動が困難になる場合は、消防団と協議うえ部の統合を検討したいと考えています。

【消防団員定員の増加について】
宇和島市の消防団員の各部の定数は、市町村合併前の旧市町の定数を引き継いでおり、地域間のバランスを考えますと人口減少地区の定員増加は困難です。
また、現在、定員数確保に苦慮している状況の中、部の統合による定員の増加は現実的に困難であると考えます。
なお、今後も消防団員数の減少が進むようであれば、部の統合等による組織の再編を検討したいと考えています。
以上(危機管理課 回答)

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No.6 学校給食の食材について

意見(要望) 学校給食の食材については、地元産品を基本に調達されていると理解していますが、品物によっては、地元外の商品もあると思います。価格面の課題はあると思いますが、地産地消の意味から、地元外からの仕入れ商品について、地元産への変更の再検討をお願いいたします。
回答  現在、給食においても、積極的に地元から仕入れ、地産品を使用しているところですが、調理場によっては大量に調理をする関係で、地産品のみでは商品の数量や品質が揃わない等の問題があるのも事実です。しかしながら、地産地消の観点からも、今後もできるかぎり地元から食材を仕入れ、地元産の使用を進めてまいりたいと考えています。
以上(教育総務課 回答)

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No.7 学校教育についての教育委員会の指導・対処について

意見(要望)
  1. 最近、旧市内の三中学校がいずれもすごく荒れていると聞きます。前方中学生が教師に暴行をはたらいて警察沙汰になったというニュースも報道されました。学校では、事実を隠蔽し、あたらずさわらずの指導をして、ただ卒業式を待っているとも聞きました。教育委員会は事実を正しく把握されて、適切な指導・助言をされているのでしょうか。
  2. 教育委員会学校教育課の指導係の規定に、学校安全とか児童生徒の生活指導に関すること等がありますので、学校任せにしないで、学校側の要望や教師の悩み等を正しく把握して、適切な指導をしてほしいです。
  3. 保護者の訴えについては、まず、学校に申し出て、学校長や担任教師とよく話し合い、どうすることが子どもの将来について最善であるかをよく考えるように助言していただくのがいいのではないでしょうか。
回答
  1. ご指摘のとおり、10月末に県内の各報道機関において、本市の中学3年生徒が逮捕されたという報道がありました。度々の学校側の指導にもかかわらず生活態度の改善が見られず、対教師暴力に及んだため、やむを得ず取った処置です。
     一方、こうした問題行動を起こす生徒は、一部の生徒であり、大部分の生徒は日頃の学習や部活動に熱心に取り組んでいます。学習や部活動で素晴らしい成果を収めた生徒も大勢います。一部の生徒の言動により学校全体がそうであるように思われ、旧市内の中学校がすべてそうであるかのように指摘されるのは、残念に思われます。
     しかしながら、教師の指導に従わず、問題行動を繰り返す生徒がいることも事実です。学校の教職員は、こうした一部の生徒が繰り返し起こす問題行動への対応に追われている状況もあります。学校側のこうした問題への対応についてお答えしたいと思います。
     教職員は、様々な問題行動の発生を未然に防いだり、早期発見・早期解決を目指して、日頃より生徒の現状の把握に努めています。しかしながら、様々な問題行動は、突発的に発生したり、不運にもいくつかの要因が重なって発生しているのも事実です。前述の対教師暴力や生徒間暴力、器物破損等の重大事案が発生した場合には、授業であれ、部活動であれ、その場で指導している教員がまず対応にあたります。それでも収まらない場合は、直ちに職員室へ連絡し、複数の教員が発生現場へ駆けつける体制を取っております。その際、最優先すべきは、被害生徒や被害教師の安全の確保です。
     次に加害生徒に対する指導になります。事案が発生した原因を確認し、問題を解決するためにはどうすればよいか強い口調で指導したり、時には時間をかけてゆっくりと諭したり、個々の児童生徒の様子や事案に応じて適切な対応をとることを心がけています。学級担任、学年主任、生徒指導主事、校長、教頭などがそれぞれの対場から指導を行っています。学校だけで解決できない場合は、保護者に来校を促し、学校と協力して解決にあたることも度々あります。あるいは、宇和島警察署や南予児童相談所等の関係機関へ連絡し、連携して解決にあたることもあります。学校は、こうした一つ一つの事案に対して、きめ細かく適切に対応することに努めています。
     また、PTAとの連携を強化したいと考えます。PTA、児童生徒、教職員が登校時に一緒にあいさつ運動を行ったり、一緒に校内や校区内での清掃等のボランティア活動の充実をお願いしております。地域を挙げて、児童生徒の健全育成に努めることが肝要であると思います。また、長期間にわたる参観日を実施したりして、開かれた学校づくりに努めたいと考えています。
     一方、教育委員会の対応としましては、各学校の現状の把握に努めるとともに、問題行動に対しては毅然と対応し、より一層、児童生徒理解に努めるよう指導しています。特に、様々な事案に対して教職員が組織として対応できるよう、問題が発生した際の対応についてまとめた生徒指導マニュアルを作成するよう指導もしています。また、関係機関との連携を強化するため、関係機関と各学校の教職員を集めての生徒指導に関する連絡会を定期的に開催し、情報交換を行っています。
     現在も、学校、関係機関、教育委員会が連携しながら一生懸命指導に努めています。
  2. ご指摘の規定は、「宇和島市学校管理運営規則」のことと思われます。名前のとおり、学校の管理運営全般に関する内容のもので、学校安全や生徒指導に関することを細かく規定したものではありません。児童生徒の生活指導に関する規定につきましては、各学校が児童生徒や地域の実態に応じて規定し、各学校において指導すべきものです。
     しかしながら、内容によっては、市内全小中学校で統一すべきものもあり、そうした場合には、教育委員会も指導係が一緒に協議や会に加わり、指導をしながら決定しています。また、学校との情報交換にも努め、児童生徒に対して適切な指導がなされるよう努めています。
     また、学級担任や特定の教員の負担が増えたり、問題を教員一人で抱え込んだりしないよう、何事に対しても、学校組織として対応するよう指導に努めています。あるいは、校長等に対しては、様々な悩みを同僚や上司に相談できる職場作りをするよう指導も行っています。さらに、どうしても校内で相談できない場合は、学校教育課長等が直接聞いたり、様々な関係機関による教職員のカウンセリング等も推奨しています。
  3. ご指摘のとおりだと思います。学級担任や学校とのちょっとしたトラブルにより、学校へは直接訴えず、教育委員会に連絡がある場合が時々あります。日頃から、学校側は保護者の不安や苦悩を十分受けとめ、保護者の訴えに真剣に耳を傾ける温かい受容的な態度が大切です。また、保護者は、学校の考えに対して、我が子・自身のこととして受け止め、冷静に振り返り、判断することが大切だと思います。
     学校は、子どもや親を非難し、責任を一方的に問うのでなく、また保護者は、学校の子どもに対する指導に対してクレームのみを言うのではなく、共に考え協力し合っていく態度が大切です。双方の協議は、建設的な意見の交換でなければ意味がありません。
     こうした考えを基本とし、今後も学校や保護者の指導に当たっていきたいと思います。
    以上(学校教育課 回答)

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No.8 宇和島駅前畑枝川の清掃について

意見(意見)  私たち、花による街づくりグループは、年2回、花の植え替えをして、駅前の美化に努めています。畑枝川は鯉が泳いでおり、観光客の目を楽しませていました。
 ところが、先日から川底に白いビニール袋が沈んでいて、とても見苦しくなっています。上流の方々への美化に対する指導はもとより、一刻も早く除去して、元の美しい川にしてほしいと思います。
回答  畑枝川と大池川におきましては、昨年度(21年度)、堆積した土砂の取り除きを行いました。今後も駅前の堆積土につきましては、状況を観察し、対応したいと思います。
 また、浮遊ゴミにつきましては、畑枝川の中間部にスクリーンやネットを設置し、ゴミの投げ込みや流入を防止し、流れ着いたゴミは地区のボランティアの皆様に除去して頂いています。今後とも美化の推進にご協力の程よろしくお願いいたします。
以上(建設課 回答)

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No.9 宇和島市の人口増加対策としての利便性向上について

意見(意見)  宇和島市の都市としての利便性が向上すれば、人口が増加するのではないでしょうか。(仮説)
 現在の宇和島市において、公共交通機関と呼べるものは、JR四国の宇和島駅終点の予讃線と高知県方面に延びる予土線の2本しかなく、大都市の鉄道網と比較して南予地域を網羅する交通機関とは言えない状況です。また、民間運営のバスは松山・大阪方面の直通バスの運営を重視しており、地域の「足」としての機能を充分に果たしていないように見えます。
 しかし、四国南西地域を網羅する交通機関は、民間運営のバス以外考えられません。この交通機関を再編成することにより、利便性が向上し、市民の快適な生活を支えることができるのではないでしょうか。また、高齢化に伴い、郡部の医療機関を利用するお年寄りが増えている現状では、喫緊の課題ではないでしょうか。
 現状の問題点を列挙させて頂くと、(1))目的地の不明確、(2))高額な料金、(3))運行本数の少なさ、(4))バスセンターのアクセスの悪さ、などが挙げられると思います。宇和島市としても以上の問題点を放置することなく、共同で問題の解決にあたることが重要ではないでしょうか。

初めに、バスセンターのアクセスを良くするために、現在の地点から移転することが必要だと思います。その候補地として、「きさいや広場」が適地ではないでしょうか。周りの施設の充実度や将来の発展性を鑑み、「きさいや広場」にバスセンターを設置することがベストだと思います。また、宇和島駅や病院など頻繁に利用することが見込まれる路線に関しては、シャトル便を運行するなど柔軟な対応を考えてみては如何でしょうか。目的地が不明確なことでこれまで利用を控えていた市民が、目的地が明確になることによって利用するようになると思います。
 16年前にドイツに行った際、ドイツは環境にものすごく配慮しており、市街地では、電気バスが走っていました。政策によってガソリン車の市内への乗り入れを禁止していたからです。また、その当時日本では使われていなかった透明なゴミ袋を使用するなど、分別に力を入れていました。そして、市内には看板などの広告物は一切見あたりませんでした。
 高額な料金を解決する手段として、将来高騰が予想される石化燃料よりも、私がドイツで体験してきた電気バスを活用することを検討してみては如何でしょうか。確かに初期投資は、かなり高額になりますが、将来は電気で車が走ることは常識になると思います。
 また、その燃料になる電気エネルギーは、ゴミの燃焼による発電や太陽発電その他エコな燃料で発電することで、高額な料金を低廉な価格に抑えることができるのではないでしょうか。
 そして、運行本数を増加することによって、運転手などの雇用が増え、地域の景気を刺激すると思います。

回答  まず、全国的な傾向として、自家用車の普及といった社会情勢の変化に伴い、特に地方都市においては、公共交通の利用自体が長期的に減少傾向にありまして、現在の公共交通の主な利用者層は、移動手段を持たない子ども、高齢者等と、偏在しています。
 また、特に地方都市では、少子高齢化・人口流出が、公共交通の衰退に拍車をかけ、路線廃止や減便等の路線縮小、そしてさらなる利用者の減少、といった悪循環に陥っています。
 このような状況を踏まえて、「移動権」の保障等を盛り込んだ「交通基本法」が、今国会で提出されています。本市は、半島部や山間部を抱えていまして、集落が放射線状に点在しているという地形上固有の特徴があるために、地域内の移動には、特に自動車輸送の場合、重要性が非常に高くなっています。このようなことから、本市には現在のようなバス路線網が形成されています。
 バス路線(生活交通路線)について整理しますと、ご存知のとおり、愛媛県南予地域のほぼ全域にわたり、バス事業者「宇和島自動車株式会社」が広域的に運行しています。路線再編、経費削減等、事業者の経営努力による対応は、既に限界にきていまして、鉄道についても、予土線の存続が危惧されているところです。バス路線については、国・県・市からの欠損補てん、つまり補助金によってかろうじて維持されている、それでも減便や路線廃止は免れない、というのが実状です。
 バス路線の維持・確保のため、国・県・市により、バス路線運行費欠損=赤字への補助を行っており、本市としては、平成21年度に20,618千円の補助を行っています。国・県・市から補助を受けていると言っても、赤字のすべてを補てんできる訳ではありません。事業者(宇和島自動車)は、大阪・松山等の高速バス運行による収益で、路線バスの赤字を穴埋めすることで、何とか経営を維持しています。それでも路線の廃止・減便は避けられない状況で、その代替措置として、市がコミュニティバスを運行しています。路線バス廃止代替路線として6路線、交通空白地域への対策として4路線を運行しています。しかしながら、路線バスの交通網の維持に係る経費負担も多額であり、市財政を圧迫しています。

 このような、現状の運行を維持・確保するだけではなく、将来にわたり地域公共交通の活性化を図るために、バス・タクシー事業者や地域住民代表などで構成する「地域公共交通活性化協議会」を平成20年度に立ち上げ、今後の地域の公共交通のあり方を示す「総合連携計画」を、国からの補助金を受けて策定しております。
 この計画に基づき、平成21年度から別当地区デマンドタクシー、うわじまもーにバスの実証運行、22年度には、それまで直営であった吉田・三間地区のコミュニティバスの外部委託をはじめとする運行形態の改善を、これも国からの補助を受けて実施しております。
以上(企画情報課 回答)

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