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印刷用ページを表示する 記事ID:2026062501 更新日:2026年6月26日更新

【アイデアで創る九島の新たなにぎわい】

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宇和島港の西に浮かぶ「九島(くしま)」は、島一周が約11kmの小さな島です。
平成28年に「九島大橋」が開通し、市中心部から気軽に行けるようになりました。
豊かな自然と、青く穏やかな宇和海が調和した絶景は多くの人を魅了しています。

今回お話を伺ったのは、九島で柑橘農家を営む長瀧さん。
元々宇和島市街地出身だった長瀧さんは、結婚を機に九島へ生活拠点を移し、“地元に根差した仕事をしたい”という想いから新規就農しました。
そんな長瀧さんですが、柑橘農家の傍ら、九島を舞台に様々なイベントを企画・運営しています。

イベントを企画した経緯を伺うと、「島内の同世代と飲みながら話していたら、“九島のためにこういうことがやってみたいんだよね”“それ準備すればできそうじゃない?”と、誰が主催ということもなく、本当に自然な流れでイベントを創り上げることができたんです」と楽しそうに話してくれました。

イベントだけでなく、長瀧さんは夏季限定で「かき氷スタンド」も運営しています。
かつて九島では、お盆に地元の高校生たちがかき氷屋を出店するのが恒例行事でしたが、コロナ禍で途絶えてしまいました。
「子どもの数も減っているし仕方がないけれど、寂しい気持ちもあって。形は違うけど続けられないかと思ったんです」と長瀧さんは振り返ります。
そこで、本業の農家と両立するため、原則「日曜日限定」で営業を開始。今では九島の夏の風物詩として広く知られ、毎年長瀧さんのかき氷を楽しみに来てくれる方もいるそうです。

今後の目標は「観光関連の事業で九島に雇用を生み出すこと」。
「自分たちの挑戦を、地域の人たちが優しく見守ってくれる環境がとてもありがたいし、改めて九島が好きだと実感しています。
だからこそ、九島の人を喜ばせることを一番に考えながら、島外の人も巻き込んだ『にぎわい』を作っていきたい」と長瀧さん。

農家・イベント企画・かき氷スタンドと、自分らしいライフスタイルを実現する長瀧さん。
九島の記憶を自らの手でつなぎ、九島のために行動する姿は、私たちに「俺も頑張るから一緒に頑張ろう!」と呼びかけてくれているようでした。

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