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3/27配信

印刷用ページを表示する 記事ID:0118579 更新日:2026年3月27日更新

【Uターン農家の自然と共生する暮らし🥔】
宇和島で暮らす人インタビュー34|佐野 理恵さん 

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平地がほとんどない三浦半島で農業をするため、急斜面に石垣を積み上げて造られた「遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑」。
国の重要文化的景観に指定されているこの場所は、今もじゃがいもが栽培されている“現役”の畑です。

Uターン就農した佐野さんは、「遊子を離れてはじめて、この風景の価値や、自然と調和した暮らしの豊かさに気づきました」と振り返ります。

大学進学で神戸へ移り、そのまま就職。起業支援やシェアオフィスの運営にも携わってきました。
全国各地の課題に触れる中で、「私は地元の課題に向き合わなくても良いのかな」と、次第に意識が故郷・遊子へと向かっていったそうです。
多忙な日々で体調を崩し、“食べものが身体に与える影響”を痛感したことも、遊子のような自然に近い生活への関心に繋がりました。

2020年、コロナ禍を機に宇和島へUターン。段畑でじゃがいも栽培をスタートさせました。最初は近所の方々に教わりながら、試行錯誤の日々だったそうです。
そして、2年前にはご主人もIターンし、2人体制に。
『この畑では何が育つのだろう?』という好奇心からじゃがいも以外の野菜にも挑戦していたら、なんとこの2年間、一度も野菜を買っていないのだそう。
目の前の畑や海から、旬の美味しくて安全な食材を日常的に得られる。そんな今の環境に、大きな豊かさを感じていると佐野さんは語ります。

高齢化により、段畑での作業を続けられなくなる方を間近で見てきた佐野さん。
「段畑は生活の場であり、景観であり、文化でもある。なるべく空き畑は作りたくなくて…。でも自分のキャパシティには限界がある。そこで思いついたのが“シェア畑”です。」
よくあるオーナー制度とは異なり、地域外の複数人で畑作業をシェアし、植え付けから収穫までのサイクルを分担するというもの。佐野さんがサポート役となり、段畑に関わってくれる仲間を増やしていく試みです。

「段畑のじゃがいもは、ホロホロできめ細かいので、コロッケやポテトサラダに最適。水はけと陽当たりの良さ、海や石垣からの反射熱が、この土地ならではの美味しさを育んでいます。」
そのじゃがいもを使い、地元のじゃこ天屋さんとコラボした「段畑ジャガじゃこ天」は、自身が営む「民宿段畑さの屋」でしか買えない限定商品です。

そして来年度、佐野さんは新たなプロジェクトに取り組もうとしています。
宇和島の高校生たちと一緒に耕作放棄地となった畑の開墾に挑戦するのだそう。
「学生さんたちが自発的に『開墾したい』と言ってくれました。本当に楽しみです!」

景観と文化をいかに継承していくか。
自然とともにある暮らしに軸足を戻し、次世代と地域を繋ぎ直す佐野さんの取組みは、その問いへの一つの答えを示しているようです。

佐野さんの“シェア畑”に興味を持った方はクエストファームのアカウント(@quest_farm)をチェック!👀

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