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11/17配信
【移住者によるごはん屋さん 宇和島でお店を持つ想い】
宇和島で暮らす人インタビュー30|村上 ゆきさん、村上 正恵さん
[キーワード:#Iターン #開業 ]




宇和島城のふもとに、【あさごはん】と【おひるごはん】のお店「嶋」はあります。
生成り色ののれんが営業中の印です。
このお店を営むのが村上ゆきさん、正恵さん姉妹。
お二人は約1年前に東京から移住してきました。
人形浄瑠璃文楽の技芸員である父を持ち、幼い頃から東京や奈良で過ごしてきたお2人。
そんな父親のルーツが愛媛にあると知ったのは大人になってからのこと。
父親の公演で愛媛を訪れ、とあるお店で食べた炊き込み鯛めしの美味しさに衝撃を受けたといいます。
「父はずっと『愛媛の魚やないと』と口癖のように言っていました。私たち姉妹も、この鯛めしを食べてようやくその意味を理解しました。愛媛の魚に感動して、いつか愛媛でごはん屋さんを開くことが出来たら、と2人で話すようになったんです」
東京で10年ほど飲食店を経営していた村上さん姉妹。
「都会は、いつまでもビルやお店の明かりが点いていて、オンオフの境目が曖昧な感じに少しくたびれてしまいました」と当時の暮らしを振り返ります。
「私たちにはふるさとと呼べる場所が今はないので、宇和島をふるさとに見立て、移住前の2~3年は何度も訪れた」といいます。
「滞在中、魚が本当に美味しくて、宇和島は私たちがお店を開くのにぴったりな土地だと思いました」
嶋で使われている真鯛は、市内の株式会社タイチが手掛ける養殖真鯛 “鯛一郎クン”。
「臭みがなくて、熱を入れるとふっくら仕上がる。主に市外に出荷されているため、とても美味しいのに宇和島で食べられないのが残念で…。タイチの徳弘社長にお願いして、仕入れさせてもらっています。鯛一郎クンに出会ったことも、宇和島への移住を決めたポイントの一つなんです。」
嶋で食べられるのは、刺身を使う宇和島鯛めしではなく、炊き込み鯛めし。愛媛に来て初めて食べた鯛めしが忘れられず、こだわり抜いた看板メニューです。
「宇和島を訪れる中で、ホテルに朝食がついていないことがありました。コンビニで済ませるのはもったいないし、宇和島らしい朝食が食べられるお店があれば…」という思いから、1日を元気にスタートできる【あさごはん】と、午後の活力をチャージする【おひるごはん】を提供するごはん屋さんをつくることにしたそうです。
「お客さんに『美味しかった、また来ます』と言われると、嶋を通じて宇和島とその人を繋げられたようでうれしいです」とゆきさん。
移住者の2人だからこそ持てる視点で、宇和島の朝をちょっと特別なものにしています。
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