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三間地域審議会要望と回答(平成22年8月)

印刷用ページを表示する 記事ID:0000218 更新日:2015年7月1日更新


【要望書が提出された日】平成22年8月6日
【市が回答した日】平成22年8月18日

No. 区分 意見(要望)事項
1 要望 三間町納涼大会について
2 要望 畦地梅太郎記念美術館・井関国三郎記念館の入館料一部変更について

No.1 三間町納涼大会について

意見(要望)  三間町あげての納涼大会を成功させるためには、町内はもとより、多くの市内・市外の方々に心から感激・感動を与える行事でなければなりません。感動を与えるためには、やはり最後に打ち上げられる花火によって、判断されるのではないでしょうか。私は強くそう感じていますが、「花火を節約して他のものに使ってはどうか」、「見たいのなら他の市町の花火を見ればいい」という考えの方もおられることに驚きを覚えました。予算が少ないための事を考えてのことかも知れませんが、ふるさとに帰った多くの方々にも喜んでもらえる花火大会であって欲しいものです。
 また、宮野下町自治会では練り踊りを成功させるために、あの手この手を考えて、盛り上げようと毎年、努力しています。人口が減った現在、町中の練り踊りを止めてはどうかという考えの方もおられることにこれまた驚きを覚えました。43回も続いている伝統ある練り踊りの行事が、今後どうなるかと心配をしています。練り踊りの運営は、宮野下町自治会から10万円と商工会から10万円の20万円の予算で行なっています。
 この現状を踏まえ、花火につきましては、市財政が厳しい折ではありますが、お金なしでは花火は上がりませんので、理解ある予算を求めるものです。練り踊りにつきましては、多くの方に聞いてみましたが、今後も是非続けてほしいという意見に、意を強くした次第です。納涼大会の目玉となるように、そして、工夫を重ねながら、今後も続けられる事を祈るのみです。
 今、伝統行事が少子化によって、失われているのも事実でありますが、お金がかかっても、伝統だけは残したいと思います。
回答  7月上旬の吉田町の夏祭りをスタートに、それぞれ旧1市3町の独特の催物が開催されます。三間町の納涼大会は、私も教育長になってから毎年参加し、感動させていただいています。
 この納涼大会は、宮野下町自治会と三間公民館の共催事業ということで協力させていただいています。
 事業費のおよそ89%の100万円を負担金として市からご協力させていただいていますが、その中で今年度の計画では、80数万円を花火の費用として出す計画でした。練り踊りにつきましても大変感動を覚えますし、是非続けていただきたいと思います。特に日頃、井関委員さんたちが熱心にご指導いただき、うれしそうに踊る子どもたちを見ますと教育長として大変うれしく感じています。
 ただ、花火につきましては、他の1市2町と少し違い、住宅地に近い、田んぼの近くで打ち上げをしています。近い所で見えますので迫力がありますが、個人的には心配をしています。住宅街の方にとっては衝撃が大きいのではないかということと、花火の後、職員と地域の方が田んぼに入って、花火の殻をたくさん拾っています。そのような事を考えると、場所等、今後検討していく必要があるのではないかと個人的に思います。
 お祭りは、それぞれの地域で特色を出して実施されています。三間町もそうかもしれませんが、例えば吉田町におきましては、お祭りに協力するという、協力金という形で1世帯につき幾らかのお金を出していただき、40万円近い協力金をお祭りの予算の一部にしていると聞いています。旧宇和島市におきましてもすべての自治会に協力金をいただいていますし、企業や各種団体も花火についてご芳志いただいていると聞いています。花火につきましてはその辺もご検討をいただけたらありがたいと思います。
以上(教育長回答)

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No.2 畦地梅太郎記念美術館・井関国三郎記念館の入館料一部変更について

意見(要望)  美術館・記念館の入館者は、開館当初の1年目は約1万2千人ありましたが、2年目以後は年間2千人台から4千人台という状態が続いています。
 美術館におきましては、年間4回ほどの展示替えをしながら企画展も組み込んでいます。しかし、いくら展示替えをしても美術に興味・関心を示してくれる人を増やすことはなかなか難しいです。特に三間町の人たちの中には美術館・記念館の様子を知らない人、知ろうとしない人が多いのではないかと思われます。
 美術館・記念館に入ってみたいという子どもたちは見かけますが、「入館料を払うのがもったいない」とか「見てもつまらない」などという理由で入館させない親もいます。
 入館者からは、小・中学校の児童・生徒の入館料を無料にして、多くの子どもたちが井関邦三郎の生き方に学び、畦地梅太郎の版画をはじめ芸術作品に親しめるようにしてほしいという意見も聞かれます。
 博物館や美術館の運営につきましては、採算の取れる経営に重点を置くか、サービスに重きを置くかで取り組み方も変わってきますが、畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館における小・中学校の児童・生徒の入館料を無料にすることを要望します。中学校の生徒がだめなら、小学校の児童だけでもお願いします。
子どもたちのものの考え方やとらえ方は柔軟です。ものを見るたびに新しい発見をします。何度も見たり、聞いたり、接したりするうちに鑑賞する力が養われ、人の生き方から学ぶ力が深まります。子どもたちには何度も入館してもらい、いいなと思うものを増やしてほしいです。そして、子どもたちが周りの人たちを啓発してほしいと思います。

 義務教育を受けている子どもたちの入館者数は、開館してからの7年間で1,876人となっており、これは全入館者数の5.5%に過ぎません。子どもたちの入館料は平均して1年間4万円までです。小・中学校の子どもたちから入館料を取る方が収益があるかもしれませんが、子どもたちの入館料が無料になれば、親も家族も一緒に入館してみようという気持ちになってくれるかもしれません。小・中学校の児童・生徒の入館料を無料にすることによって美術館・記念館がより身近なものになると考えます。

回答  現在の料金の見直しということで、私としても真剣に見直さなければと、この提案を見せていただいた時に思った次第です。来年の予算でどのようにできるかこれから検討していきたいと思います。
 旧宇和島市には、映画館や美術館がありません。合併して、三間に畦地梅太郎記念美術館があるということで、文化的な施設、要素を補っていただいています。その利用促進や、宇和島市全体の文化施設の料金を含めて、総合的に見直してみたいと思っています。
以上(市長回答)

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