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「高校生まちづくり課」プロジェクト
宇和島市「高校生まちづくり課」プロジェクトとは?
「若者が地域に残れる、帰れるまちづくり」をテーマに、高校生が提案したアイデアをまちづくりに生かすプロジェクトです。
令和2年度の活動内容
ワークショップ(第3回)(12月)
12月5日(土)、ワークショップ(第3回)を開催しました。
今回はまず、今期の活動の最終目標である「商品・サービスの開発」に向けて、逆転の発想から世界や地域の状況を把握する、という取組を行いました。
「逆転の発想」とは、コロナ禍や人口減少といった、現在の世界や地域の「ピンチ」や「チャンス」を書き出し、ピンチをどうチャンスに変えるのかを考えることで、これらは表裏一体のものであることを認識する、というものです。
生徒たちは改めて、自粛期間中のことや地域の現状を振り返り、今何が必要かを考えました。「外出自粛」が「リモートワーク等の推進」につながったり、「水産業の担い手不足」が「魚の調理法等をSNSにあげるような、新しいスタイルでの水産業との関わり」を生み出す、というような意見が出されました。
また後半は、2期生が作成したブランドブック(紙芝居)を各校が披露しました。先輩方の意思を引き継ぐように、今期の生徒もしっかり再現でき、今期のゴールに向けた思いを新たにしました。
ワークショップ(第2回)(10月)
10月24日(土)、ワークショップ(第2回)を開催しました。
今回は、参加6校の先輩たち(2期生)が昨年度、作成したブランドブック(紙芝居)のストーリーに沿って、「ネリーランド」の舞台である九島を班別(学校別)で散策しました。
地元の人たちに尋ねながら目的地を目指す班や、黙々と島内一周(約10km)を踏破する班、また、偶然出会った知り合いに船を出してもらい、魚の養殖場を急きょ見学させてもらう班など、各校それぞれのルートで、およそ2時間の散策を楽しみました。
その後九島公民館にて、宇和島水産高校の鈴木先生から、食品加工の取組について講話いただきました。今後の活動のヒントになるであろう内容に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
ワークショップの最後には、ブランドブックのストーリーを今期の生徒にも把握してもらうため、次回のワークショップまでに内容を再現できるように、との宿題を生徒に出し、デモンストレーションとして、2期生が多く残っている吉田高校に、即興で披露してもらいました。
「えひめ水産イノベーションスキル修得講座」への参加(9月)
9月26日(土)、ホリバタにて開催された講座に、高校生まちづくり課から6名の生徒が参加しました。
主に社会人を対象とするこの講座は、愛媛大学の主催で、年間を通して開催されています。今回、「若者視点で考える宇和海水産イノベーション」というテーマで、まちづくり課に参加のオファーがありました。
まず、まちづくり課のこれまでの取組紹介を行ったあと、水産業から宇和海地域を活性化する方策について、社会人受講生に交じってグループでのディスカッションを行いました。
参加生徒も協議結果を発表し、「魚とフルーツを合わせた料理を考案して、魚離れを抑止する」「鯛そうめんなど宇和海独自の料理を全国に広めるため、SNSを活用する」といった意見を出しました。
この講座に参加した経験を、まちづくり課の今後の活動に生かしたいと思います。
ワークショップ(第1回)(9月)
9月12日(土)、ワークショップ(第1回)を開催しました。
今回は3年目の初回ということで、まず過去2年間の活動を振り返りました。本プロジェクトが始まった当初から、事業全体をコーディネートいただいている講師の山本 聖(さとし)氏には、今回はリモートで参加いただきました。
また後半は、今年度の活動のポイントとなる「防災」に関する基礎知識を習得するため、宇和島地区消防本部の元消防長、山口 賢司 氏を講師としてお招きしました。
山口氏には、2年前の西日本豪雨や東日本大震災の映像を交えながら、災害が発生した際の対処方法等についてお話しいただきました。コロナ禍における「新しい生活様式」にも触れられ、熱心な質疑応答が交わされるなど、有意義な内容となりました。
発足式(7月)
7月28日(火曜日)、3期目が発足しました。
例年であれば、5月頃に開催していた発足式ですが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、夏休み前というタイミングでの開催となりました。
今年度からの活動拠点となる「ホリバタ(中央公民館)」にて3期生は、市長から「政策企画主事」としての委嘱状を受け取りました。
過去2年の先輩方が築いたアイデアを継承して、どのような形にするか。3期生の活動がスタートします。
令和元年度の活動内容
ワークショップ(第5回)(1月)
1月25日(土曜日)、ワークショップ(第5回)を開催しました。
この日は、これまでのワークショップで作成を進めてきた「ブランドブック」を市長に披露しました。
いつもとは違った緊張感が漂うなか、2期生の活動の集大成として、生徒たちは堂々とその成果を発表していました。
その後、ブランドブックに登場したキャラクターの「ネルーくん」「ネリーちゃん」を紙ねんどで作成しました。紙芝居で表現していたキャラクターを立体化させることで、ストーリーのイメージがさらに深まったのではないでしょうか。
2期生の活動の成果が来年度、どのような形で発展するのか。3期目の取り組みに乞うご期待!
ワークショップ(第4回)(12月)
12月17日(火曜日)、宇和島水産高校にてワークショップ(第4回)を開催しました。
今年度の活動もいよいよ大詰め。前回までの作業で設定した「ネリーランド」のストーリーを、ブランドブックにまとめ上げる作業を行いました。
あわせて次回実施するプレゼンテーションの予行演習を行いました。あらかじめ準備していたスライドを用いたり、登場するキャラクターになりきったセリフ回しを披露したりするなど、次回に期待が持てるワークショップとなりました。
「えひめ景観シンポジウム2019」への参加(12月)
12月11日(水曜日)、「えひめ景観シンポジウム」がパフィオうわじまにて開催されました。
「私のくらしと景観まちづくり」というテーマでパネルディスカッションが行われ、まちづくり課から3名の生徒が登壇しました。
通学途中に目にする山々や、友人と遊びに行く海岸の風景など、身近な景観について話し合うことで、将来に残したい景観を保全しつつ、まちづくり活動を進めていくことの意義を認識しました。
ワークショップ(第3回)(11月)
11月16(土曜日)、ワークショップ(第3回)を開催しました。
今回は、年度内の設計を目指す「ブランドブック(紙芝居形式)」の舞台設定と、登場するキャラクターの絵コンテ作成を行いました。
「起承転結を必ず取り入れること」「端的かつ面白く伝えられる内容にすること」など、いくつかの条件が講師から提示されるなか、各校オリジナリティーあふれる物語を発表していました。
次回は絵コンテからブランドブックの作成に取りかかっていきます。
全国高校生まちづくりサミット2019(福井県鯖江市)への参加(11月)
11月8日(金曜日)から10日(日曜日)にかけて福井県鯖江市で開催された「全国高校生まちづくりサミット2019」に、まちづくり課の生徒4名が参加しました。
全国から集まった私たちを迎えてくれたのは、鯖江市役所JK課の皆さん。JK課の持ち味である「ゆるさ」を存分に発揮し、参加者全員がとても楽しい時間を過ごすことができました。
参加団体による活動発表もあり、私たちもしっかりと宇和島市をPRしてきました。
「がいなうわじまBeppinまつり」への出展(10月)
10月12日(土曜日)、道の駅きさいや広場にて開催された「がいなうわじまBeppinまつり」に、まちづくり課も参加しました。
2期生が担当したのは、会場内のゲームブースです。射的とヨーヨー釣りのコーナーには絶え間なく子どもたちが訪れ、同時開催の「パール王子コンテスト」「パール婚式」に負けないくらい盛り上がりました。
ワークショップ(第2回)(9月)
9月29(日曜日)、ワークショップ(第2回)を開催しました。
今回は、九島地区でのフィールドワークを行いました。まずガイドの方に案内いただき、島内を散策した後、地元で漁業を営まれている方を公民館にお招きして、旋網(まきあみ)漁の説明をしていただきました。
その後、漁船に乗り込み九島沖に浮かぶ養殖いかだに向かい、養殖魚へのエサやり体験を行いました。
公民館に戻った後は、「ネリーランド」のマスコットである「ネルーくん」「ネリーちゃん」のキャラクター設定について、各校ごとに練ったアイデアを披露しました。
ブランドブックの作成に向け、着々と準備を進めております。
ワークショップ(第1回)(8月)
8月19日(月曜日)、「高校生まちづくり課」ワークショップ(第1回)を開催しました。
今回のワークショップでは、昨年度に1期生が完成させた「宇和島圏域ビジョンマップ」の”あったらいいな”の中から最も票の多かった「(練り製品を活用した)ネリーランド」について、地域を活性化していくためにこれからどのように実現していくのか、2期生が話し合いました。
今後フィールドワークやワークショップを行い、2年目となる今年度は「ネリーランド」のブランドブックの設計を目指して取り組んでいきます。
発足式(5月)
5月30日(木曜日)、「高校生まちづくり課」2期目がスタートしました。
市役所で「高校生まちづくり課」2期生の発足式を行い、市内の高等学校(中等教育学校を含む)から集まった生徒ら26名に、宇和島市から委嘱状や名刺を交付しました。
今後、夏休みに開催するワークショップなどを通じて、これからの宇和島について考えを深め、高校生ならではのアイデアを提案していきます。
平成30年度の活動内容
市長へ政策提案(1月)
ついに「うわじま圏域ビジョンマップ」が完成!
提案されたアイデアについて「人気投票会」を行い、集積度の高い事業をグルーピングし、ビジョンマップと一緒に、九島や商店街の振興、地域資源を活用した事業などについて市長へ提案しました。
マッピング(9月)
ワークショップで提案されたアイデアを整理し、一つに仕上げるため、マッピング作業を行いました。
ワークショップ<戦略会議>(7~8月)
夏休みに開催したワークショップ(戦略会議)で、生徒らは、自分たちが知っている宇和島の産業や自分たちが考える宇和島の魅力などについて、大人たちと対話しながら、多くのアイデアを出し、班ごとにまとめ、その結果を発表しました。
発足式(5月)
市内の高等学校(中等教育学校を含む)から集まった生徒らに、宇和島市から委嘱状や名刺などを交付しました。
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