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「令和8年度病害虫発生予報第3号」の農林水産省発表について

印刷用ページを表示する 記事ID:0129866 更新日:2026年6月10日更新

果樹カメムシ類の発生が、全国的に多くなると予想されると農林水産省が発表

柑橘類に大きな被害をもたらす果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ)の発生が予報されております。大切な作物を守るため、関係者間で情報共有をするとともに早期発見・早期防除に努めましょう。
【果樹カメムシ該当箇所抜粋】
 果樹カメムシ類の発生が、全国的に多くなることが予想されており、西日本を中心とする多くの県から注意報が発出されています。今後も気温が高く推移すると予想されていることから、本虫の越冬世代の活動の活発化に加え、新世代成虫の発生にも注意する必要があります。都道府県の発表する発生予察情報等を参考にしつつ、スギ林やヒノキ林等の山林に隣接している園地では、果樹カメムシ類による被害が多い傾向があることから、飛来状況に留意してください。園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施してください。本虫は薄暮期から夜間を中心に活動するため、夕方の薬剤散布が効果的です。なお、地域一斉に薬剤散布を実施すると防除効果が高まることから、発生状況等を地域で共有して、可能な場合は地域一斉の防除を実施してください。
 なし、ぶどう等の有袋栽培の場合、早期に袋かけを行ってください。この場合、果実が肥大して袋に密着すると吸汁される場合があるので、注意してください。
 施設栽培では、防虫ネット等で施設開口部を覆うことにより、侵入防止を図ってください。なお、防虫ネット又は多目的防災網に破れや隙間がないか念入りに点検を行い、破損がある場合は速やかに補修を行ってください。

主要な病害虫の発生予察情報(発生予察)

今後の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)については次のとおりです。
水稲では、いもち病(葉いもち)の発生が、北東北、東海及び近畿の一部の地域でやや多くなると予想されています。
野菜では、きゅうり及びトマトのコナジラミ類の発生が、北関東及び四国の一部の地域で多くなると予想されています。
果樹では、果樹カメムシ類の発生が、全国的に多くなると予想されています。また、かんきつのそうか病の発生が、南関東、東海及び南九州の一部の地域で多くなると予想されています。
この他、ねぎのアザミウマ類等、地域によっては多くなると予想されている病害虫があるので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期の防除を実施してください。

国の発生予察情報について

国は都道府県の協力の下、植物防疫法(昭和25年法律第151号)に基づき、病害虫の防除を適時で経済的なものにするため、気象、農作物の生育状況、病害虫の発生調査の結果等を分析し、病害虫の発生予察及び防除対策に係る情報(発生予察情報)を提供しています。
本予報は、都道府県が提供する発生予察情報を取りまとめた情報になりますので、地域における情報の詳細は、都道府県病害虫防除所のホームページ等を参照してください。

総合防除の実践

温暖化等の気候変動や薬剤抵抗性の発達等を背景に、病害虫・雑草への対応が年々難しくなっています。
このため、消費者に支持される食料の安定的な供給が確保されるよう、「予防・予察」に重点を置いた総合防除によって、病害虫・雑草が発生及び増加しづらい生産環境を整え、持続的かつ効果的な防除を適時適切に実施し、病害虫・雑草のまん延防止及び農作物への損害の発生を軽減することが重要です。

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