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マダニによる感染症にご注意ください

印刷用ページを表示する 記事ID:0045358 更新日:2020年6月26日更新

マダニによる感染症にご注意ください

 春から秋にかけては、マダニの活動が活発な時期になります。ウイルスを保有するマダニに咬まれて発症する感染症(「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」など)が増加しますので、農作業やレジャーなどで野山、畑、草むらなどに入る場合は、十分注意してください。飼い犬等に付いているマダニにも注意が必要です。

 マダニによる感染症にご注意![PDFファイル/985KB]

マダニとは

  • 森林や草地などの屋外に生息する比較的大型(吸血前3~8mm、吸血後10~20mm)のダニです。
  • 食品や衣類などに発生する、家庭にいるダニとは全く種類が異なります。
  • シカ、イノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する場所に多く生息しています。
  • 飼い犬等がマダニを付けて持ち帰ることもあります。
  • 皮膚の柔らかいところ(脇の下、足の付け根、手首、ひざの裏、胸の下、頭など)を探して咬みつきます。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

  • ウイルスを保有するマダニに咬まれることにより感染します。
  • 主な症状は、発熱、消化器症状(嘔吐、下痢、腹痛など)ですが、重症化し、死亡することもあります。
  • 潜伏期間はマダニに咬まれてから6日から2週間です。
  • マダニの刺し口が見つからないこともあります。

詳しくはこちら

 厚生労働省ホームページ

予防のポイント

  • マダニに咬まれないことが重要です。
  • 肌を出さないよう、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等を着用しましょう。
  • 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりせず、敷物やイスを使いましょう。
  • 帰宅後は上着等を家の外で脱ぎ、すぐに入浴してマダニに咬まれていないか確認し、新しい服に着替えましょう。
  • 飼い犬等の散歩後はブラッシングしてマダニがついていないか確認し、犬小屋等はよく掃除をして清潔に保ちましょう。
  • 獣医さんと相談のうえ、定期的にマダニ駆除剤を使用しましょう。

マダニに咬まれたら

  • マダニ類の多くは、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いもので10日間)吸血します。
  • 吸血中のマダニに気づいたら、つぶしたり無理に引き抜いたりせず、医療機関(皮膚科)で処置してください。
  • 飼い犬等に咬みついたマダニも素手で取り除かず、動物病院で取ってもらいましょう。
  • 野山に出かけた後に、発熱、食欲低下、嘔吐等の症状が出たときは、早めに医療機関を受診してください。

SFTSを発症したネコやイヌの体液等から感染する可能性があります

 発熱・衰弱等に加え血小板減少等の所見が見られた飼育ネコ及び飼育イヌの血液・糞便からSFTSウイルスが検出された事例並びに体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されています。
 これらの事例は、稀な事例ではありますが、発症したネコやイヌの体液等からヒトが感染することも否定できません。体調不良の動物等に触れる際には、ご注意ください。

SFTS相談窓口(宇和島保健所)

 宇和島保健所 健康増進課

 電話番号:0895-28-6107

 受付時間:平日9時から17時

関連リンク

 愛媛県庁 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の注意喚起について

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