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新型コロナウイルス感染拡大防止に関して(市長メッセージ8)
メッセージ全文
5月14日に、本県を含む39県の緊急事態宣言が解除されましたが、昨日(5月15日)、中村知事から、改めて、5月末までは感染警戒期として現在の対応を継続するとの発表がありました。
松山市での新たな集団感染に見られるように、新型コロナウイルスを完全にゼロにすることはできません。誰もが感染するリスクを抱え、感染させる恐れがあるという生活が、今後も長く続いていくことを考えなければなりません。
市民の皆様には、解除で決して気を緩めることなく「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「県外への外出自粛と3密回避」といった感染拡大を回避する行動をとっていただきますよう、引き続きお願いいたします。
次に、本市の小中学校の対応や市管理施設の運営方針についてお知らせします。
まず小中学校については、5月25日からの再開を目指し、学年別分散登校を継続しながら、子どもたちの学習機会の確保に努めてまいります。
放課後児童クラブや幼稚園、保育所、認定こども園については、受入れを継続します。
市管理施設については、感染防止対策を講じながら、既に一部を除き使用を可能としており、今後も細心の注意を払って参ります。
ただし、県内で新たな感染事例が頻発するなど、感染の広がりが強く懸念される事態になった場合には、これらの対応を適宜見直して参ります。
全国で感染が広がる中、インターネットやSNSなどで感染者やそのご家族、濃厚接触者や医療関係者に対する誹謗中傷や根拠のない差別的な書き込みが広がっています。いかなるときも、誤解や偏見による差別を行うことは許されません。市や国、県などが発信する正確な情報に基づく冷静な行動をお願いします。
最後に、不安とリスクに向き合いながら、医療現場の最前線で日々奮闘されている皆様、地域の生活基盤を支える仕事をされている皆様に、心から感謝とエールを送りますとともに、市民の皆様には、ご自身のみならず、大切なご家族やご友人等の生命・健康を守るため、そして私たちの社会を守るため、引き続き、感染拡大防止を意識した責任ある行動をお願い申し上げます。
宇和島市が一丸となって、この難局を乗り越えていきましょう。
令和2年5月16日 宇和島市長 岡原 文彰