本文
新型コロナウイルス感染拡大防止に関して(市長メッセージ7)
メッセージ全文
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、緊急事態宣言が発令されていますが、昨日(5月8日)、中村知事から、これまでの感染予防を最優先とする「感染対策期」から、5月11日以降は、感染予防を重視しながら社会経済活動を制限付きで展開する「感染警戒期」に移行するとの発表がありました。今後は、感染第二波を警戒し、対処する戦略が求められます。
ただし、再度感染が拡大する可能性もあるため、国の専門家会議では、長丁場の対応を前提として、感染を予防する新しい生活様式に移行していく必要性が示されています。
市民の皆様には、ご自身のみならず、大事なご家族やご友人等の生命・健康を守るため、これまでと同様に「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「県外への外出自粛と3密回避」といった感染拡大を回避する行動を徹底していただくとともに、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式を、日常生活の中で心がけていただきますようお願いいたします。
次に、本市の小中学校の対応や市管理施設の運営方針についてお知らせします。
まず小中学校については、県立学校の対応を参考に、5月13日(水曜日)から、学年別の分散登校を行うこととしました。感染防止対策を徹底した上で、子どもたちの学習機会の確保に努めてまいります。
放課後児童クラブや幼稚園、保育所、認定こども園については、開所を継続します。
また、市管理施設についても、感染予防対策を講じた上で、5月11日から、一部を除き使用を可能とします。
ただし、状況は日々刻々と変化していることから、対応方針は適宜見直してまいります。
全国で感染が広がる中、インターネットやSNSなどで感染者やそのご家族、濃厚接触者や医療関係者に対する誹謗中傷が行われている報道が散見されます。いかなるときも、誤解や偏見による差別や不確かな情報を拡散することは決してあってはなりません。市や国、県などが発信する正確な情報に基づく冷静な行動をお願いします。
最後に、不安とリスクに向き合いながら、医療現場の最前線で日々奮闘されている皆様、物流や生産、小売店等での販売や清掃業務等に従事されるなど地域の生活基盤を支える仕事をされている皆様に、心から感謝とエールを送りますとともに、市民の皆様には、医療崩壊を防ぎ私たちの社会を守るため、引き続き、感染拡大防止を意識した責任ある行動をとっていただきますよう、心からお願い申し上げます。
令和2年5月9日 宇和島市長 岡原 文彰