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「空き家」を綺麗に保つには?

印刷用ページを表示する 記事ID:0024001 更新日:2016年7月4日更新

お持ちの「空き家」を綺麗に保つには?

 「空き家バンク」に登録できる物件は「人が住むことができる物件であること」が絶対条件です。

現段階で「空き家バンク」に登録できても、建物は人が住んでいないまま放置するとすぐに傷んでいきます。そのため、数年後の状態によっては空き家バンクから登録を外さないといけないこともあります。

さらに、衛生面、景観面等でトラブルが発生し、近隣に迷惑をかけてしまうほど状態が悪化した物件は「特定空き家」と判断され、撤去等の助言または指導、勧告、命令などを受けてしまうこともあります。

こちらでは、こうしたことを防ぎながら空き家を綺麗に保ち、老朽化をできる限り少なくするための管理法について掲載していますので、是非ご覧ください。

1、「空き家」への訪問頻度

 空き家は長期間、管理作業をしないで放っておくと老朽化が著しく進んでしまいます。そして、老朽化による倒壊等の対策だけでなく、不法投棄撤去や落書きの洗浄、草木の剪定による隣家への迷惑軽減の面、また、不法侵入や盗難、放火による火災などの防犯対策の面においても、月1~2回程度の訪問や管理作業を行うことが好ましいです。

2、「空き家」の設備状況

ガスは閉栓している。

 ガスに関しては、ガス漏れ等の安全上の問題から閉栓手続きを取る必要があります。プロパンガスのガスボンベに関しても盗難、事故防止としてガス会社に問い合わせ引き取ってもらうことが可能です。

水道はいつでも通水できる、電気はいつでも通電できる。

 しかし、水道は水道管の破裂や悪臭対策に通水作業を行い、また電気も室内等の状態確認や清掃(掃除機を使用する場合など)の際に必要になるので、契約を継続したほうが好ましいです。
 水道や電気は契約プランの変更で料金を最小限に抑えることも可能ですので、詳しくは契約している水道局、電気会社へお問い合わせください。

住宅総合保険(火災保険、家財保険など)に空き家期間中も加入している。

 住宅保険に関しては、たとえ空き家であっても隣家火災や漏電などによる燃え移りや放火など、不測の事態が起こってしまう可能性もありますので、住宅総合保険(火災保険等)の継続加入をお勧めします。

貴重品の置き残しなどはしない。

 貴重品や家財に関しては、入居者とのトラブルを防ぐため、必要な物以外は空き家に放置しないことが好ましいです。また、入居者が不要な家財の撤去を希望した時にどのような方法をとるか、どちらが費用を負担するかなど、予め考えておくことも必要です。

3、「空き家」の管理作業

換気(窓、扉、襖、押し入れなど)

 換気と室内掃除は、腐食、カビ対策として定期的に行うことをお勧めします。人が住まなくなると部屋中に埃が溜まり、その上換気不十分だと梅雨の時期などの湿気を埃が吸ってしまいます。そのことが原因でカビの温床になることがあります。

通水(台所、お風呂、トイレなど)

 通水は、寒さによる水道管破裂やサビ対策、悪臭対策になります。また何年も通水していないと水道管の劣化に伴い、水道管工事をしなければならないリスクも上がってしまいますので、定期的に行うことをお勧めします。

室内の簡易清掃(掃き掃除、拭き掃除など)

 室内に溜まった埃を取り除くことはもちろん、壁紙が破れていたり、柱などが朽ちていないかなども確認しながら掃除し、天井や壁を見て雨漏り染みなどができていないか点検しておくことも大切です。雨漏り染みができている場合は、家の外周の雨どいが詰まっていることが原因の場合もありますので、室内と室外の両方を点検する必要があります。

庭や畑、外周の清掃(庭木や雑草の手入れなど)や点検

 外周の清掃、郵便ポストの整理などは、隣家に対しての迷惑軽減対策だけではなく防犯対策にもなります。空き家だと他人に気づかれないようにすることが防犯対策においてとても大切です。
 屋根や外壁、塀などは、隣家への配慮のためにも定期的に可能な範囲で点検を行うことが好ましいです。また、遠方にお住みで管理作業ができない方など向けに、空き家管理サービスを行っている企業もいくつかあります。