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過日、都庁第一本庁舎2階にある全国観光ピーアールコーナーで、一週間に渡り「伊達な宇和島フェア」が開催され、都民、国内外からの観光客、都庁勤務の皆さまに、全国的にはあまり知られていない(?)「宇和島市」を紹介する機会を得た。
宇和島じゃこてん、柑橘類の加工品、真珠の装飾品等の特産品販売や、真珠に関するミニセミナー、真珠の美容成分を含んだスキンケア商品を使っての無料ハンドマッサージ等を通じて宇和島市の見どころやグルメ情報を一人ひとりに丁寧に紹介をさせて頂いた。予想以上の売れ行きとお客様の反応に「少しでも宇和島を知って頂けてよかった!」と嬉しく思う反面、「やはりまだまだ知名度は低いなあ~」と現実を思い知らされ、少しがっかりもした。
「えっ!宇和島は島ではないのですか?」というお客様からの問いかけは何度もあった。中には能登半島の「輪島」と勘違いする方もいらっしゃった。「島」の字がつくので勘違いは仕方がないとは思うのだが・・・。
「島じゃないのよっ。宇和島は!」とTシャツの背中にでも書いて歩き回りたい気分だった。
また、宇和島市は海の幸、山の幸に富み、中でも柑橘類と真珠は生産高が全国的にも上位にある。しかし、真珠養殖が盛んなことは意外と知られていない。殆どの方が三重県の伊勢志摩が一番と思っているようだ。実際は愛媛県がこの10年連続して養殖真珠生産高が全国一であり、愛媛県の中でも宇和島市が一番の生産量を誇っている。
都庁で出会った方々も10人中9.5人が真珠は三重県が一番だと認識されていた。矢張り「ミキモト真珠」のブランド効果がもたらす「真珠は伊勢志摩が一番」の定説は中々崩せないのが残念なところだ。
宇和島市でも地元の真珠業者とも連携し、あの手この手で「真珠のまち四国・宇和島」をピーアールしている。その中の一つとして、現在、結婚30周年の「パール婚式」を迎えるご夫婦の「30年目のラブレター」を全国に大募集中だ。(締切9月15日必着)
3組6人のご夫婦に宇和島で「パール婚式」を挙げて頂き、2度目のハネムーンを楽しんで頂こうという企画だ。是非、今まで伝えきれていない大切なパートナーへの感謝や素直な気持ちを手紙に託してプレゼントして頂きたい。
きっと、きっと宇和島での2泊3日の特別なハネムーンは、一生の思い出に残る極上の時を刻むことになると思う。