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第8回「宇宙への移住」

印刷用ページを表示する 記事ID:0018306 更新日:2017年7月3日更新

宇宙への移住

 昨日、初めて筑波宇宙センターを見学してきた。ずっと前から(一度は行ってみたい。)と思っていたが、自宅からつくば市までは意外と遠いので(そのうち)と思って先延ばしにしていたところ、「見学会参加者の急なキャンセルがでたので、人数合わせで行きませんか?」との誘いがあり、いいチャンスと思い出掛けた。

 なんとその見学ツアーのサプライズが宇宙に4か月間滞在した大西卓哉宇宙飛行士の登場だった。これは当見学会の主催側と大西氏が知り合いだった為、特別に実現したもので、大西氏が会場に現れたときには流石に会場がどよめいた。

 歴代の宇宙飛行士の方々も、皆さん大変魅力的な人柄だが、身体、知能、技能、語学だけでなく人間的観点からも厳しい試験を通過されて選ばれた方だけに、質問に対して笑顔で誠実に淀みなく答えるその姿は、参加者全員の心を捉えて離さなかった。

 ストレスはあったものの、自分の夢の場で活動出来る時空間は至福だったようだ。

 中でも一番印象に残った大西氏の言葉が

「以前宇宙飛行士が言ってたように、矢張り地球は素晴らしく、美しいという印象を持たれましたか?」の問いに対して、

「もちろん地球は美しかったけれど、それより宇宙ステーションの美しさにとても感動しました。人間の英知と努力によりこのような美しい建造物が宇宙に作れる人間は本当に素晴らしいと思いました。」だった。

 もちろん私は全く建設には関わっていないけれど、人間の英知を良いことばかりに使っていない現実はあるけれど、「人間である私」をちょっと誇りに思えた瞬間だった。

 そういえばオランダに本拠を持つ某非営利団体が2023年に人間を火星に移住させることを計画している。その応募要件が18歳以上で年齢の上限はなく

「強い目的意識、健全な人間関係を構築および維持しようとする意思、内省する能力、および信頼できる能力」を持っており、「快活で、適応力があり、好奇心が強く、創造的で、機知に富んでいなければならない」とされている。

 このような理想的な人間ばかり住むコミュニティーはどのようなものであろうか?理想の社会が築けるであろうか?とても興味深い。ひょっとして2割はそのままであっても6割は火星の環境の中で気力を弱め、残る2割はマイナス思考になってみんなの足を引っ張って「地球に帰りたいと!」言い出すかもしれない。などと想像してみた。


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