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第17回「新型コロナウイルス」

印刷用ページを表示する掲載日:2020年3月31日更新

「新型コロナウイルス」

 2月1日に「愛あるえひめ暮らしフェア」が東京有楽町の東京交通会館3階グリーンルームで開催された時には、新型コロナウイルス感染に関しては、今ほど危機感はなく、スタッフも来場者もマスクをしていない方もいらっしゃる状況で、現在では控えるべき条件の「密閉」「密集」「密接」した場面も普通に展開されていた。

 ところが、あの時予想しなかった危機的状況に、今全世界がなってしまっている。私の住むまちでも、フィットネスジムで感染者が出てからは、徐々に危機感が高まり、所属している公民館のウクレレクラブも各種のイベントも軒並み中止になった。

 2002年11月に中国広東省で「SARS」が発症した時、まだ現役だった私は、入社後初めてマスクと手袋を着用してサービスにあたった。忙しい時には息が上がり、呼吸するのが苦しくて時々見えないところで、マスクを外し、大きく息を吸ったり吐いたりして自分を落ち着かせたことを思い出す。

 幸いにも日本にはSARS発症例はなく、32か国で8096例の発症例と774人の死亡者を出したものの、9か月後の翌年7月にはWHOから終息宣言が出されている。その時のことを思うと、今回は比べものにならない程規模が大きくなってしまった。私の場合、SARSの時の記憶や体験があるがゆえに、新型コロナウイルス感染発症初期の頃は、(今回も、そのうち収まるのではないか。)と甘い見通しを持ってしまったような気がしている。

 先週、千葉県では東京への移動自粛要請がでた。流石に今般のニュースを見ていると、人ごみに出て行く気がしない。自分が感染する恐怖より、自覚症状のないまま自分が感染源となって、周囲に多大な迷惑をかけてしまうことに対しての恐怖の方が大きい。
 しかし、24時間ずっと限られた空間の中で、重く暗くなっていているのは勿体無い。現在の自主的“自宅監禁状態”の中でも、将来の為に、また私の周り人々の為に、何か地味に出来る事はあるはずだ。考えるだけでなく地味に実践していこうと思っている。

 いつでも世界史上初、私史上初のありがたくない事は起こりうる。自分の中にある常識や固定概念をいつでも崩せる覚悟を持ち、常に柔軟な心持ちで、しかも用心深くないと、この世に生き残っていく事はできないと思った。