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第16回「近所トラブル」

印刷用ページを表示する 記事ID:0035438 更新日:2019年9月7日更新

「近所トラブル」

 時々テレビで激しい近所トラブルが報道されている。騒音問題からごみ問題、動物の飼育など状況は様々だが、持ち家の場合簡単に引っ越しも出来ず、何年も確執が続いているケースを見ていると、「そのストレスは相当なものだろうなー」と他人事として同情していた。
 ところが、なんとか解決しないと、神経をやられてしまうような状況が、私にも起こってきた。

 現在3階建て、1フロアー2戸、計6戸の小さな賃貸集合住宅の2階に住んでいる。ちょっと古い建物で、時間によっては天井から、ドンドンバタバタ駆け回る音や、間仕切りの戸をバタンと閉める音等も聞こえてくる。以前からあるにはあったが、まだ許容範囲だったので、気に障りはしなかった。
 私の真上に住んでいる3人家族の男の子は就学前で、まさに“動き盛り”。体が大きくなるにつれて、運動量も増え、床を鳴らす音が私の我慢の限界を超えてくるようになってきた。多分最上階なので、日常の音が意外と大きく下に響いていることに、気付かれていないのではないかと推測していた。

 現状をどのようにお伝えして、トラブルに至らず問題を解決したらいいのか。最悪の場合関係がこじれたら、私の方が引っ越さないといけないかもしれない等と悩んだ末、ひとまず知人友人に相談してみることにした。
 友人達は「直接言わない方がいいわよ。管理会社の方に知らせて、注意してもらったほうがいいんじゃないの。」との意見。普段お会いした時は、挨拶もしているのに、急に第三者を介して苦情を言うのは、最善とは思えない。自分が相手の立場だとしたら、「どうして直接言ってくれなかったのだろう」と絶対思う。
 また、3人の子どものいる知人は、立場は逆だが同じような経験を持ち、階下の方から、「音がうるさいから出て行ってくれないか?」と言われたそうだが、引っ越しせずそのまま居続けたところ、相手の方が出て行ってしまったとのこと。このケースは辿りたくない。

 考えあぐねた末、起こした行動は・・・。私の人を見る目を信じ、直接現状をお伝えすることにした。偶然階下でご主人にお会いした際、「子どもはのびのびと育つのが一番いい」という私の教育信条を伝えながら、「ちょっとだけ(本心は出来るだけ)気を付けていただきたい。」と控えめな表現で、冷静に、優しい表情と声音でお願いした。

 現在、私が思わず男の子の安否を心配してしまう程、静かな毎日を過ごさせて頂いている。
 その後の様子も尋ねてくれる善良な隣人であったことに感謝しつつ、伝え方もまあまあ良かったのではないかと少し自惚れてもいる。これにて一件落着!


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