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第14回「宇和島」を東京で売る

印刷用ページを表示する 記事ID:0030831 更新日:2019年2月12日更新

「宇和島」を東京で売る

 今年に入って早々、新宿にある都庁の全国PRコーナーで、市のPRと特産品販売イベントを開催した。宇和島が誇る柑橘類やジュース等の加工品、じゃこ天、津島町で造られているどぶろく「NASSO」や三間町の大吟醸「虎の尾」、生産量全国一の真珠や真珠成分を含んだ化粧品等を販売し、一週間の間多くのお客様に来て頂いた。

 一番のお客様はなんといっても都庁の職員の方で、限られた休み時間を割いて来て頂き、その短い時間に高額な真珠ネックレスをご購入された方もおり、その素早い決断ぶりにスタッフ一同驚くやら、嬉しいやら。お嬢様へのプレゼントとのことだが、親から子へ、子から孫に代々引き継ぐことのできる高品質の真珠は、矢張り宇和島の素晴らしい価値ある宝物だと思った。

 この全国PRコーナーは観光パンフ等が県別に整理され、効率よく見て回ることができる上に、スタッフが英語はもちろんのこと、韓国語、中国語、スペイン語等を駆使して非常に丁寧にご案内してくれるので、闘牛など、宇和島ならではの伝統文化を是非こちらからご紹介頂きたいと思った。
 様々な国の方が来られたが、残念ながら特産品はちらっと見てはもらえるものの、観光中には荷物になることもあるのか、購入にはあまりつながらなかった。

 また、100万円の真珠ネックレスがこのイベントで売れたとの新聞記事を見て、わざわざ茨城県から駆けつけて下さった愛媛出身だという二人の60代女性ともお話した。愛媛県関係の催し物には、二人で声を掛けあって必ず足を運んで商品を購入しているとのこと。生まれ故郷から離れて、何十年経ってもこのように応援して下さる気持ちが、温かく伝わってきて、流石「愛ある愛媛」。

 今回のイベントでも、真珠化粧品を使用した10分間無料ハンドエステが企画された。この10分間は、お客様を気持ちよく“拘束”できるので、じっくりと宇和島市の自慢話や商品の紹介ができる上に、お客様にも喜んで頂けるから非常に良い企画だと思う。時には、高齢の方からずっと身の上話を伺う時もあるが、それもご愛嬌で、少しでも表情が明るくなったりすると何だかちょっとだけ人助けしたような気持ちにもなる。

 お蔭様で、一週間のイベントは無事に終わった。今回も「宇和島は島ではないのですか?」という質問を何回か受けた。それでもいい。このような地道なPRと人との触れ合いによって私達も何かを伝え、何かを受け取り、ささやかだがほっこりとした時を心にも刻んでいける。


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