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「食」べるものの豊かさ 助けあえる地域のつながり
千葉 陽亮さん
埼玉県出身。専門学校在学中に漁業就業支援フェアで宇和島に出会う。三浦地区で3年間の研修期間を経て独立。真珠業者として奮闘中。
「食」べるものの豊かさ助けあえる地域のつながり
毎日電車に揺られながら1時間以上かけて出社する周りのサラリーマンの姿。学生時代から見慣れた都会の景色にストレスを感じていたと話す千葉さん。就業支援フェアで宇和島と出会い真珠養殖業に就きました。従業員ではなく、独立できるという勤務形態に惹かれたそうです。
本当にきれいな珠を出せる技術はまだ確立されていない。そこに自分の挑戦が生かされるのではないかと話します。千葉さんは、代々受けつがれてきたわけではない「一代目」。だからこそ、これまでの固定観念に囚われない自分なりの作り方、売り
方で挑戦したいと想いを語ります。
隣人を越えて助け合うつながり
独立後も、まだまだアルバイトをしながらの厳しい生活。地域の人たちの支えは大きいと話します。都会では付き合いがあるのは両隣くらいだった。ここでは、地域の人たちが余った野菜や多く作ったおかずをおすそわけに来てくれる。家の前では魚が捕れたり、「食」の豊かさに助けられていると話してくれました。