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文化財に関する話題 令和6年度

記事ID:0006220 更新日:2025年3月28日更新 印刷ページ表示

文化財に関する話題

■「吉田祭のお練り行事」が重要無形民俗文化財に指定するよう答申がされました。

 現在愛媛県指定無形民俗文化財である「吉田秋祭の神幸行事」が1月24日に行われた文化審議会文化財分科会において、「吉田祭のお練り行事」として重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申がされました。
 この答申を受けて官報告示がされると正式に重要無形民俗文化財となります。

お練り行列の様子

市長のコメント

 江戸時代から脈々と受け継がれてきた伝統ある吉田秋祭が、「吉田祭のお練り行事」として重要無形民俗文化財に指定されること、加えて、今回、山・鉾・屋台行事の分野としては、中国・四国地方で初の国指定となることを、大変うれしく、誇りに感じております。
国指定をめざして、約20年もの間、豪雨災害を受けながらも、精力的に保存継承の取り組みを続けていただいた地元住民の皆様はもとより、ご支援いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 今後とも地域の皆様と協働し、確実な継承をはかり、愛媛のみならず、中四国を代表する伝統ある祭として、情報発信に努め、文化財的価値を損なうことなく、盛り上げてまいります。

市長挨拶の様子 掲揚式の様子

関連する文化財:吉田秋祭の神幸行事(県指定無形民俗文化財)

 (令和7年3月28日追記)
 令和7年3月28日の官報において告示され、重要無形民俗文化財に指定されました。

 また、同日には京都において指定証書の交付式が行われ、保存団体である吉田秋祭保存団体協議会の毛利会長が文化庁の都倉長官より指定証書を受け取りました。

指定証書交付式の様子


■市指定文化財「旧毛利家庄屋住宅」が宇和島市に寄附されました。

 三間町是能に所在する市指定文化財の「旧毛利家庄屋住宅」と、所蔵されている古文書や民具などの関連資産について、所有者となる毛利家より寄附の申し出がありました。市として、本市を代表する重要な文化財で且つ残すべき風景と位置づけ、6月13日に受け入れをいたしました。

 今後は、「旧庄屋毛利家を守る会」の活動を支援、会の協力を得ながら、一層の保存活用を図っていきます。なお、毛利家より今後の維持管理経費の一助として1千万円の寄附もいただきました。

旧毛利家庄屋住宅

関連する文化財:旧毛利家庄屋住宅のうち主屋及び長屋・門(市指定有形文化財)


■旧立間村文書を宇和島市指定文化財に指定しました。

 宇和島市文化財保護審議会からの答申を受け、4月26日の宇和島市教育委員会定例会にて旧立間村文書を宇和島市指定文化財に指定しました。

 旧立間村文書は、村方文書から、柑橘生産、更には水害に関わる資料など、近世から近現代に至るまでの立間地区の歴史を通覧しうるものであるという史料的価値、平成30年7月豪雨で被災しながらも修復・復旧されたという社会的意義、この2点において文化財的価値が高いと評価され、宇和島市指定文化財となりました。

 確認作業の様子 旧立間村文書

 関連する文化財:旧立間村文書