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宇和島の人~武田 悠平 さん

記事ID:0095122 更新日:2024年3月4日更新 印刷ページ表示
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主役は子ども、きっかけは大人

武田建設有限会社​ 代表取締役

武田 悠平 さん

 

Profileプロフィール

 愛媛県宇和島市生まれ。武田建設有限会社において型枠工事や外壁工事などの建設業を営むかたわら、宇和島青年会議所のメンバーとして、人づくり・まちづくりに奮闘しています。
 現在は一般社団法人「未来のわくわく研究所」の代表も務め、大人と子どもがみんなでわくわくを語り合える宇和島にしたいと熱い夢を語ります。

「やってみたいこと」に挑戦できる宇和島をつくる
 このまちで、子どもたちの笑顔をずっと守りたい。
子どもたちが、夢と希望と自信をもって「やってみたいこと」に挑戦できる宇和島にしたいんです。
 そう語る視線の先には、3人の愛娘の姿がありました。
 無邪気に遊ぶ姿に目を細めながらも、少し堅い表情で武田さんが語ったのはこのまちの将来を憂う大人たちの正直な思いでした。
 この子たちが大人になっても、このまちで、夢を叶えて笑顔で暮らすことができるのか。都会で暮らした方が子どものためになるんじゃないか。家族でも以前、そんな話が出たんです。でも、それは違うんじゃないかと。僕たち大人が身をもって、責任をもって「自分たちがこのまちの未来を創るんだ」ということを示さなければと思ったんです。
写真B
世代を超え、子どもをまん中に人がつながれるまちへ
 武田さんは、未来のわくわく研究所を始めた理由をこう語ってくれました。
 子どもたちは必ずみんな「好きなこと」「やってみたいこと」を持っています。僕たち大人は、子どもたちの「やってみたい」をちゃんと引き出し、全力でサポートできているだろうか? と、責任を感じたんです。
 まちの大人を突き動かすのは、子どもの「わくわく」なのかもしれない。子どもをまん中に、あらゆる立場の大人たちが一緒になって、全力で育むまちにしたい!と強く思ったんです。
写真C
子どもが動くと、大人が集まり、地域が動く
 まず僕たち大人が、子どもの心の中にある「思わず動き出さずにはいられない原動力」をうまく引き出します。子どもが「これやってみたい!」と言ったら、周りの大人たちが応援したい気持ちでどんどんつながって、みんなで伴走し始めるんです。これが本当に、楽しい。いたるところで、子どもの夢を応援しあう仕組みが少しずつ生まれています。子どもたちのまぶしい笑顔と、大人たちの温かい笑顔。この景色こそが、僕たちの答えなんだと。
 子どもたちの「わくわく」を受け止めるのは、そばにいる日常の大人です。僕たちが子どもたちを応援することが、まちの未来を創ることにつながっているんです。
 プログラムに参加してくれた子どもたちを中心にして、大人サポーターが地域とのハブとなり、周りの大人たち、協力団体や企業などにも応援の輪が広がり、地域への波及効果を感じています。
写真D
未来への架け橋となる「人」を創るというミッション
 こうした大人とのかかわりをきっかけに、子どもたちは「自分が大切にしたいことは何か」を考えるようになります。地域の大人たちとの接点を多く体験した子ほど、「自分で決める力」がつき、自信と勇気をもって「一歩を踏み出す」ことができるようになります。
 多くの人に支えられて「尊い一歩」を踏み出した子どもたちはやがて、大切な誰かを“支える”一人になるんです。
 そう語る武田さん。この先も、地域の力を寄せ集めながら、先陣を切って走り、ふるさと宇和島を未来につなげる小さなイノベーションを起こし続けます。

​取材(令和5年1月16日):生涯学習課 織田

 

#子ども #学び #交流

ホリバタ(宇和島市青少年市民協働センター)