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うわじまブランド魅力化計画
うわじまブランド魅力化計画
令和(2020)年3月、宇和島市は、まち全体をブランド化していく「シティブランディング」を推進し、国内外の人たちから「住みたくなる・帰りたくなる・連れていきたくなる」まちを目指すための基本的な考え方や戦略の方向性を示すものとして、「うわじまブランド魅力化計画」を策定しました。
うわじまブランド魅力化計画の位置づけ
うわじまブランド魅力化計画は、「まち・ひと・しごと創生宇和島市総合戦略」と整合を図りながら策定される分野別計画の1つに位置付けています。
計画の期間
本計画の実施期間は、令和2年度から令和3年度までの2か年度としています。
ただし、シティブランディングの取り組みは長期的に行う必要があることから、本計画の中では中長期の方針も示しています。
本市が目指す「シティブランディング」とは
宇和島市が目指す「シティブランディング」のあり方は、新しい価値観で「まちの魅力」を再発見し、また、その「まちの魅力」を発信していくために再編集し、「まち」に関わる感動や喜びとともに、新たな価値を創造していくことです。
まちを愛する「シビックプライド」の醸成と「関係人口」の創出によって、「まちの魅力」=ブランドを国内外に発信していく役割を担います。
「うわじまブランド魅力化計画」で定めた2つの基本戦略
本計画では、価値の向上を図る「魅力発展戦略」と、発信力の向上を図る「魅力発信戦略」の2つの戦略を両輪のように推進することにより、「住みたくなる・帰りたくなる・連れて行きたくなる」まちを目指していくこととしています。
魅力発展戦略
宇和島の魅力資源を現代の解釈で改めて捉え直し、人々の暮らしや価値観の変化、時代の流れを踏まえた付加価値を加え、魅力資源の価値を高めたり、魅力を再認識することで、独自の魅力の維持と継承を図ります。
魅力発展戦略は以下の3つの事業区分に分けられています。
シビックプライド向上事業
主に小・中学生を対象とした「郷土愛醸成」につながる事業や、中高生から若者世代を対象としたキャリア教育や地元への定着を促す「人づくり」の事業を通じて、シビックプライドの向上を図ります。
関係人口の創出・強化事業
市外の情報発信力のある人材や事業所等の活用や誘致、本市の応援団となる外部コミュニティの構築、さらにはANAグループをはじめとする、本市と関係の深い企業や団体等のネットワークを活用しながら、関係人口の創出・強化を行い、本市の認知度と「うわじまブランド」のイメージ向上を図ります。
魅力の維持と新しい価値の創出事業
芸術文化の振興や各種文化施設の有効活用等を通じて、本市のもつ魅力の維持や新しい価値を創出します。
魅力発信戦略
魅力資源を効果的に再編集し、新たな魅力や価値のある情報としてコンテンツ化し、情報資産としてその管理・運用を図り、その魅力を市内外へ幅広く情報発信することで、「うわじまブランド」の認知度向上と宇和島ファンの拡大を図ります。
魅力発信戦略は以下の2つの事業区分に分けられています。
本市のイメージの明確化
ロゴマークやキャッチコピーを本市が持つさまざまな広報宣伝媒体等に反映させ、ブランドイメージの統一化を図るほか、市内外に対し、幅広くロゴマークやキャッチコピー、宇和島百景データベースの積極的利用を呼びかけることを通じて、ALL宇和島での「うわじまブランド」のイメージ普及を図ります。
戦略的な情報発信
情報発信力の強化や推進体制の構築、新たな戦略としてのデジタルマーケティングの推進、市外での情報発信機会の創出のほか、市内外で行われる丈夫発信機会の積極的な利活用を通じて、本市の認知度向上を図ります。
うわじまブランド魅力化計画で設定する「ターゲット層」
本計画では、メインとなるターゲット層を次のとおりとします。
(市外) |
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(市内) |
|
これらのターゲット層に、宇和島ファンや共創型関係人口となっていただくことで、「うわじまブランド」を高めていくことを目指します。
また、関係人口となる「見込み」や、「潜在的」に関係人口となる可能性のある人たちとは、以下のような属性や志向を持つ方々を想定しています。
- Iターン&Uターンに興味がある人
- 宇和島出身の人
- 宇和島にゆかりがある人
- 田舎での暮らし・子育てに興味がある人
- 地方創生や復興に関心があり貢献したいと思っている人
- 地域と都会の多拠点生活を望んでいる人
うわじまブランド魅力化計画で設定している目標指標
本計画では、施策を通じて期待される効果も踏まえた目標指標(KPI)を設定しています。
令和3年度に再びアンケート調査を実施し、目標値に達しているかを評価します。
アンケート調査項目 | 指標軸 | 現状値 (令和元年度) |
目標値 (令和3年度) |
|
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(1)あなたは宇和島が好きですか? 好感が持てますか? |
好感度 | 市外 | 80% | 現状維持 |
市内 | 60% | 70% | ||
(2)あなたは宇和島に「誇り」を感じますか? | シビックプライド | 市外 | 75% | 80% |
市内 | 48% | 70% | ||
(3)宇和島在住であることに「幸せ」や「満足」を感じますか? | 満足度 幸福度 |
市外 | 75% | 80% |
市内 | 51% | 70% | ||
(4)あなたは宇和島に住み続けたいですか? | 定住希望 | 市外 | ― | ― |
市内 | 46% | 70% | ||
(5)自分にできることがあれば、宇和島の発展や宇和島の人々に貢献したい・できると思いますか? | 貢献意欲 | 市外 | 70% | 75% |
市内 | 65% | 75% |
WEB/SNS/ふるさと納税 | 現状値 | 目標値(令和4年3月時点) |
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宇和島市公式Facebookフォロワー数 | 1,138人(令和2年3月時点) | 2,000人 |
#宇和島(Instagram) | 8.1万件(令和2年3月時点) | 15万件 |
ふるさと納税寄付件数 | 1.4万件(平成29年度実績) | 1.5万件 |
推進体制と評価の仕組み
本計画では、実行性のあるものにするために、市民、市民活動団体、企業、学校、行政などのほか、本市に関わって応援したいと思っていただける人たちにも参画・協働していただきながら、ALL宇和島で宇和島の魅力発展・発信に取り組むことが重要であるとしています。
庁内における横断的な連携体制
市長を本部長とするシティセールス推進本部を中心に、全庁横断型でALL宇和島でのシティブランディングを推進していくこととしています。
評価の仕組み
本計画は、「総合戦略」と整合を図りながら策定しており、その評価は市内の各種団体で構成され、総合戦略の達成状況等について意見を述べる「地方創生推進委員」も加わっている総合戦略推進本部において行います。