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宇和島の人~島原 一郎 さん

記事ID:0095203 更新日:2026年6月29日更新 印刷ページ表示
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伝統を守り、つないでいく

吉田町おねり保存会 会長 

島原 一郎 さん

Profileプロフィール

 吉田町出身。山車や人形の修理に携わるほか、子どもたちへの啓発活動やグッズ開発を通じて、伝統を次世代へつなぐ役割を担っています。

吉田町おねり保存会が守り
伝える伝統
 一番大切なのは「原点を守ること」です。山車や人形の顔立ちには京都文化などの影響も残っており、吉田ならではの個性があります。修理の際に多少の違いが出ても、根本の形は守り抜く。文化庁の指導を受けながら、伝統を次世代へつなげていくことが使命です。
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重要無形民俗文化財に
指定されたことでの変化
 誇らしいことですが、同時に大きな責任も背負うことになりました。文化財として認められた以上、保存や修理には厳格な基準が求められます。
 地域の祭りとして続けてきたおねりが、今では全国的に評価される文化財となり、保存会としても意識を新たにせざるを得ません。伝統を正しく継承するため、これまで以上に緊張感を持って臨んでいます。
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会長として
力を入れていること
 子どもたちへの啓発活動に努めています。吉田小学校3年生の授業で地元の文化を学ぶ機会を設けたり、中学生や高校生には祭りに参加してもらったりしています。小さな頃から地域の祭りに触れ、体験し、楽しさを感じることが大切だと思っています。
 例えば、小学生には祭りの意味や山車の歴史を説明し、実際に見てもらいます。中学生・高校生になると、山車を引いたり準備を手伝ったり、実際の担い手として参加してもらいます。こうした積み重ねが将来の担い手を育てると信じています。
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今後の課題
 やはり担い手不足です。人口減少の中、地元だけで賄うのは難しく、祭り関係者以外の人たちにも自然に参加してもらえる仕組みが必要になっています。これまで祭りに直接関わっていなかった人でも、気軽に入れるような場をつくりたいです。そうすることで、地域外に住む吉田町出身者や、祭りを初めて知った人にも加わってもらえる可能性が広がります。
 また、時代に合わせた工夫も欠かせません。グッズの開発や情報発信を通じて、若い世代や観光客にも興味を持ってもらうことが必要です。伝統を守るだけでなく、広める努力を同時に行うことが、おねりの未来につながると思っています。
 おねりが永遠に続くように。守るだけでなく、楽しみながら次の世代へ伝えていきたいです。
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​取材(令和7年9月16日):吉田支所 寺坂

 

#体験 #学び