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宇和島の人~清家 修造 さん

記事ID:0095130 更新日:2024年7月31日更新 印刷ページ表示
清家さんプロフィール

農家の思いをつなぐ道筋に

Citrus ― Line

(シトラスライン)代表

清家 修造 さん

 

Profileプロフィール

愛媛県宇和島市の柿原で生まれ育ち、大学卒業後、東京のアクセサリー会社に就職。その後宇和島へ戻り、1991年に宇和島市役所へ入庁。市役所在職中にもらったマーマレードのおいしさに感銘を受け、自分だけのマーマレード作りを夢見るようになりました。ついには夢をかなえるため早期退職し、独学で自分の味を確立して令和2年に開業。かんきつなど宇和島の農産品だけを使用し、食品添加物は一切使わない「こだわりの」手づくりジャム・マーマレードの製造販売を行っています。令和4年には本場イギリスで開かれたマーマレード世界大会の職人部門で見事「金賞」を受賞しました。

マーマレードは皮が命
マーマレードは、材料にかんきつの果肉だけでなく皮も使うのが特徴で、捨てるところはヘタぐらいです。かんきつをほぼ丸ごと利用できるので加工品として優れています。
食感はもちろん、瓶の中で美しく見えるように皮の切り方にもこだわっています。
写真A
個性を生かす
宇和島で作られているかんきつの種類はとても多く、味や香り、色など、それぞれに個性があります。また同じ品種であっても収穫時期などによって味が変わるので、味の調整が大変シビアです。
「なんでうまくいかないんだ」と悩むこともありますが、試行錯誤しながらも自分の納得のいくものが出来上がったときの喜びはひとしおです。
写真B
宇和島の農産品の魅力を伝えたい
農家の人たちからは「自分が育てた農産品をおいしくおしゃれに加工してくれてうれしい」と喜んでもらっています。かんきつが有名な宇和島なのに、これまで特産品としてのマーマレードがあまりなかったので、新たな名物にしたいです。私が作った商品を手に取ってもらうことで、丹精こめて作られた農産品の魅力を知ってもらって、たくさんの人を笑顔にしたいです。
写真C
年齢に関係なくチャレンジを
現在に至るまでには、過去の経験が多く役立っています。例えば、商品のラベルにはアクセサリー会社でデザインの仕事をしていたときに学んだことが生かされています。
私がジャム作りを始めたのが55歳です。
若い人はもちろんですが、自分と同じように年齢を重ねてからでも新しいことにチャレンジする人が増えるとうれしいです。
写真D

​取材(令和6年6月3日):市長公室 河野

 

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